スタート入賞口以外にも玉が入る方がいいに決まってはいるのだが、昔は故意にスタート口以外の入賞口を開けていたり、盤面右側の入賞口をちょっと甘くしたりと、そういう面白い調整をする店もあった。打ち方次第で玉持ちが非常に良くなったり、まあ今は昔の話ではあるが。

 一般社団法人遊技産業健全化推進機構は6月14日、遊技機性能調査の結果(概要)を発表した。

 直近の2019年5月の有効調査台数は、全国2地区13店舗の21台。このうち、21台全てにおいて一般入賞口への入賞が確認された。入賞球数は21台全てが10個以上。

 これで、2017年1月から29カ月連続で、一般入賞口の入賞状況が100%となっている。

 遊技機性能調査は、2015年6月から開始され、2019年5月までの有効調査台数は、全国51(延べ373)地区2,101店舗の3,630台。

 同調査では、1台のぱちんこ遊技機において大当たり等を挟まず、2,000個以上の打ち出しが確認できた調査のみを有効としている。~以上、web-greenbeltより引用~https://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00011325

 釘はいじるな、触るなというのが行政の指導方針なのだから、前述のような調整をする店はなくなった。今はよほどひどい打ち方をしなければ (保留が満タンでも打ちっぱなしとか)、誰が打っても投資金額あたりの回転数はほとんど変わらないだろう。

 行政の狙い通りなのだろうが、やはり技術介入という意味では寂しい限りである。まあ、このような調査が行われることによって、スタート以外の入賞口をツブすとか、そのような極端なことをする店がなくなったのはいいことではあるのだろうが。