今回はかなり古い漫画です。藤田和日郎の「からくりサーカス」だ。
一言でいうと、「血と涙で彩られた、壮大な愛の物語」ってところかな。
あんまり長いんで、(少年誌連載だったし)途中で読むのを中断したりしたなあ。最終的にコンビニコミックで全話まとめて読了。
大長編だけあって、途中途中で辻褄が怪しい部分もあるけれど、物凄く長い物語を、よくもまあ大円団までもっていったな、と。ラストは感動しました。
それから、作者は以前紹介した「バカ姉弟」の安達哲と双璧を成すくらい、女性の体のラインを美しく描く人です。いや、性的な意味じゃなくてね。
あと、主人公たち正義側についたキャストでも、元殺し屋とかは最後に絶命するんだよな。この辺は作者の倫理観なのか、はたまた少年誌の編集の意向なのか? 多少気になるところです。