この機種はCR機がファンに浸透しきった頃の台ですね。
ギンギラパラダイスのように確変突入率2分の1で1回ループの確変機でした。他にデジパチ版と2回権利モノタイプもありました(名称の後半がちょっと違う)。

メーカーが中堅どころの奥村に割に設置台数が多かったのは、ちょっと細かいけれど美しい液晶ゆえだったのかな。
リーチではピエロが様々なアクションをしてくれて、自分は演出も好きでした。一旦停止後にまた動き出す2段階リーチが標準装備で、「当り絵柄で止まってから動いて外れに」だけは違和感ありありでしたけど。
デジタルを回すチャッカーが二つあり、一つはスルー式、もう一つは賞球がある通常のヘソというのが仕様上の特徴です。

エピソードとしては、スカパーのパチテレでやっていた「ガチプロ」という番組で活躍した、ヨースケ君との出会いがこの頃だったのがあります。

若き日のヨースケ君はまだ西多摩に名を轟かせる前で、隣で打った自分も全然気づきませんでした。
それで、自分は何かの拍子で席を立ったら、その間に残っていた保留玉で絵柄が揃ってしまったと。
その場面は正直、全く記憶にない(汗)。
後に友人となり、無理をおして必勝ガイドの対談に出てもらった時に「あの時は仕方ないからVに玉を入れときましたよ」と言われ、もう平謝り!
お礼もしたかどうか覚えてないし、少々焦りましたわ。

別のホールでは2回ワンセットタイプも打ったっけ。
午前中は持ち玉を交換しなくていい店で、無事時間ギリギリで大当り。賞球があるヘソに良く入る分、千円35回転とか回る台で、途中友人と食事休憩を取ったこともあり(長め)、戻って14時を過ぎてもまだ持ち玉遊技。
「無制限のラッキーナンバーを引いてもいないのに、なんでコイツは持ち玉なんだ?」といった白い目で見られたこともありました。
話しかけられてもいないのに弁明もできないし、「早く当たるか飲まれろ」と念じたもんでした(笑)。