今回おすすめするのは、堀尾省太の「刻刻」です。モーニングツーというマイナー誌での連載ということで、次作の「ゴールデンゴールド」が話題になるまでノーチェックでした。漫画読み失格かな(笑)。
いやあ、この作家さんは上手いわ! 「止界」という時間を止める概念の発想もさることながら、狭い範囲の地理的条件を出ずに、物語が劇的に動いていく。
「ゴールデンゴールド」は先が読めずに次刊が待ち遠しいけれど、この「刻刻」もリアルタイムで読んでいたら、同じ感覚だったんだろうな。
あっ、近くの本屋さんでどうしても見つからなかったので、今回はBOOKOFFで購入。紙の世界で仕事をしていると、著者に一銭も入らない形で買うのはどうかと思うのだけど(自分の書籍の場合を考えたら、やだもんね)、やむなしでした。