先日、上記のパチンコの歴史動画第4回をアップさせて頂きました。前回のブログで改めて気づかされた部分ですが、サイトのトップページ冒頭にデカデカとバナーがあるのですが、動画チャンネルの存在を知らない方がいらっしゃる。それもそのはず、流入経路は一つではありませんし、安田さん、ドラ広さん、アニカツさんら超有名ライターさんを目当てに悠遊道を訪れて下さる方は、当該記事しか見ないわけです。で、あれば、動画に存在感が無いのもさもありなん。今後は、もっと色々なコンテンツを見て頂けるように配慮して書かなければ、との思いに至りました。

 と言う事で、宣伝ですw


※バナークリックで悠遊道チャンネルに飛びます

 今や、動画媒体というのは何をするにも欠かせないコンテンツの一つと言えますが、悠遊道でもサイト発足当初よりその思いはあり、いくつか出来る範囲で作成してきました。ただ、巷にあふれるホール実戦・新台実戦などは、我々のスタンスにはそぐわない、というのが根本にありました。そんな中、それほどのコンテンツがあるわけではない我々の動画チャンネルに、さほど需要が無い事は理解しております。が、対談動画、座談会動画の内容は他には無い物と思います。

 これまで、視聴をしたことが無かったという方は、是非とも一度見てもらえれば嬉しいです。

 さて、今週は稼働なし。引っ越しを目前に控えている中で、しょうもない無理くり稼働をダラダラ晒すくらいなら、今は歴史動画の作成に時間を割くべきとの判断です。そんな歴史動画の作成にまつわる裏話を少々。

 先日アップしました#4の中に出てくる、伊藤寿夫氏、長崎一男氏の事をボクはこれまで全く知りませんでした。そんな中、動画ならではの事情として「名前の読み仮名」という問題にぶち当たりました。何せ、両名とも業界の中では有名でも、正村竹一氏のようにWikiがあるでもなく、ネットで検索しても、漢字は出てきても読み仮名が出てこない。これは、文章ベースのウェブサイトの弱点とも言えるところで、ボクもテキストで書くなら気にも留めずにそのままコピペで済んだ話でした。

 しかし、例え平易な漢字であっても、発音が絡む動画で人名を間違えるわけにはいかない。そこで、悠遊道に関わる業界人の皆様に確認をお願いしたところ、ドラゴン広石さんが「〇〇さんに聞いてみるよ」と動いてくれたのですが……

「その動画は何の目的で作ってるんですか?間違った内容の歴史が流布されると、こちらも困ることになるので少々気になっています。」

 と、〇〇さんからドラ広さんへ、詰問のような連絡が届く事になり、かなり冷や汗を書く事態に……。早くも動画作成を再開した事を若干後悔しました。

 

 ここで、ボクがこの動画を作り始めた理由と、当時の悠遊道の裏側を少しお話させて頂きたいと思います。

 まず、歴史動画を作成し始めた当初、座談会動画の撮影・作成が進んでいました。その時は、「動画コンテンツにも力を入れていこう」というサイトとしての意思統一がありました。ただ、悠遊道のような非商業サイトにおいて、座談会のようなメンツを集める事はそれほど頻繁に出来る事ではなく、「次の一手をどうしよう」という懸案事項がありました。そんな経緯で、ツナギとしてボクの独断で歴史動画を作ってみたのがスタートです。

 その時点では、軽い気持ちで始めたというのが正直なところです。しかし、書籍を取り寄せ、読み込んでみればみるほど、パチンコ業界の歴史の深さを思い知らされる結果となりました。その後、諸事情があり動画作成をストップしたわけですが、再開した今は、以下を大きな目的として動画を作っています。

「雑誌を見ない・本を読まないユーザーに、パチンコの持つ深い歴史の概要だけでもきちんと伝えたい」

「中でも、とかく情報が偏りがちな、パチンコと在日・暴力団・警察・換金などの問題やその経緯を何より自分が正しく知りたい」

 これが大きな動機です。

 実際に書籍を読んでみると、これだけの事を調べあげ、本にまとめる著者の方々の道程に眩暈がしそうなほど、濃い内容ばかりです。ボクにはとてもこれだけの事が出来る気はしません。そして、日々の楽しみとしてパチンコ・パチスロを打っている方々が、そんな情報に触れる機会もまずありません。だからこそ、非業界人とは言え、少しだけ関わらせて頂いているボクに出来ることとして、動画“は”見るユーザーに対し、新台実戦・ホール宣伝を兼ねた動画とは一味違う何かを残せたら、と思っています。

 たかだか10分の動画を作るのに、最低でも10時間程度はかけなければ作れない歴史動画は、いつ完結するのか全く先が見えません。知れば知るほど、アレも紹介したい、コレも外せない、と新たな発見ばかりで作業が一向に進まない事も多々あります。ただ、ボク自身がやっていてとても楽しい作業になっています。動画にまとめる以上、どうしても削るところは出てきてしまうのですが、そこは実際の書籍を読んで頂く呼び水となれれば……そして、〇〇さんを始めとする業界を深く知る方にもある程度納得してもらえるような物を作れたら……そんな思いを忘れずに、今後も歴史動画を作っていきたいと思っています。

 

 そして、これほど動画作成を放置してしまっても、文句の一つもなく応援してくださる悠遊道の業界人の皆様には本当に感謝しかありません。また、動画にコメントを下さった方、チャンネル登録をして下さった方の一人一人が再開への背中を押してくれました。今更ではありますが、その気持ちに応える意味でも完遂を目指して頑張ります。

 第5回の台本作りの時点で、エピソードが濃すぎてまとめられず、すでに頭を抱えていますが、完遂目指して頑張ります(二回目)。