前回に続いて、非常に細かいアナログ話です。

☆先日ある場で(歳は息子みたいに離れてはいても)師匠と仰ぐミネッチ君と久々にあった。知らないファンは少ないと思うが、彼は自分が言う化け物の一人。
今はメディア仕事の関係で「普通のデジパチを打つことが多くなって…」と謙遜するものの、アナログの攻略に強く、常日頃そういうことばかり考えているパチンコの求道者でもある。

彼がよく話してくれることに、パチンコ玉の回転がある。ミネッチ曰く「玉が最初に釘に当たる時の回転で、その後の軌跡が全然違ったものになる」らしい。
要はストロークの微調整で、自分とて出発点は羽根モノ。「ブッコミを巻き込んで落ちる」とか、「当たって跳ね返る」くらいの感覚的な合わせはしていたのだが、その一歩先を行っているわけだ。
で、ミネッチの話は具体的には…。言いません(笑)。こなしてお金にするのは一流、化け物はこなす作業を目的を持って自分で作るもんだから。
ていうか、酒の席だったし、よく覚えてなかったり…(汗)。

☆もう一つ例を挙げようかな。
必勝ガイドの女性陣で技術に関して並ぶ者がないちょびちゃんです。
夏場だったかな、何げなくちょびちゃんのツイッターを見ていたら、仕置人のストロークの動画発見。そして、我が脳みそを恥じるというね。
ちょびちゃんは玉の勢いを作るための策の一つとして、ヤクモノのプラスチックの屋根部分を狙っていた(これがベストとは言ってない。そこは断っておきますよ)。

なんだろうね、普段「まず試してみよう」と書いてる自分が、半日以上仕置人と付き合いながら、この合わせは試さずじまいだったのが情けない。
その前にうる星やつらライトではやってみて、効果を実感までして記事にしたってのに。

物理の世界には位置エネルギーというものがあり、高いところから落ちてくる物は低いところから落とすよりもエネルギー(玉の勢い)はありがち。
ゲージや釘、部品との摩擦やバウンドも考えると、パチンコで素直にヘソへ向かうエネルギーが強く維持できるかは、馬鹿な自分にはわからない。
でも、わからなければ試せばいいだけの話。こういうのは地頭(柔らかさ)を感じますねえ。

ちなみに、ちょびちゃんは動画の解説で「屋根を打つと、上から落ちてくる玉と後続の屋根を目がけて飛ぶ玉がぶつかるので、1発分ずつ間を空けて打つ必要あり」とも記していました。これは自分が「間引き打ち」と呼ぶ、TOKIO DXで使った打法と同一のもの。
本人とロケで会った時には、その辺の話も振ってみましたよ。
すると、「玉がぶつかってしまうのが、本当にロスになるかはわかりませんけどね」と、これまたなるほどの回答。これは機会があれば、結果を検証するって意味でしょう。

「試してみて、効果があれば理由を考える」
「理屈から考えて方法論を作る」
どっちもありですよ。そして、上手くいった方法論は常に応用できるかを探る、と。
パチンコはまだまだ先があるんじゃないっすかね?

☆今回の話はできれば、物理に強い人の返信をいただけたら良いなぁ。