午前中にひと仕事終えたらもう働きたくなくなったのでぶらりホールへ。のんべんだらりと3時間半。
最終的には+900枚だったけど、こういうダラダラ感が心地良い。まぁ、前日に2時間半で29本持ってかれているし、このくらいは良いでしょう。
それにしても、久々のディスクアップはやはり楽しかった。ビタ押しも奇跡的に38/40で95%という驚異の成功率を叩き出したので個人的には大満足。
動画の大花火企画では散々ケツをしばかれたボクだけど、人が見ていないとこならやれるんだ。
いや、95%、ホントなんだよ?(ぴえん)
今週は、久々に読書なんぞもしてみた。
田山さんと言えば「パチプロ日記」だけれど、個人的にはこっちの方が実は好きだったりする。
「クギの説明とか、ヤボな技術論とか、今ではもう古臭くなった部分は切り捨てて、言わば”普遍性”を持った部分を残し、一冊の本にまとめあげたのが本書である。」
―まえがきより (パチプロけもの道/幻冬舎アウトロー文庫)
本書が好きなのは、上記の言葉の通り、パチプロ日記で語られている日々の稼働内容・思考と比べ、より田山さんの内面的な部分が描かれているような気がするから。
そして、パチプロとはなんぞや、という事も存分に描かれているからです。
ちなみに、この書籍内で”普遍的”と語っていたことが、出版から20年以上がたった今、もはや普遍的とは言えなくなっている事も多分にあるのだけど……。
パチプロけもの道の初版は平成12年の末。
まだ20年と少ししかたっていないわけだけど、もはやジグマはおろか、当時語られていたようなパチプロ同士の暗黙の了解を矜持とする人も、ボクがパチプロをやめた数年前の時点で絶滅危惧種となっていましたねぇ。
withコロナのこれからは、より一層軍団のような効率化を求めていくか、闘将覇伝の攻略を誰に教わるでもなく出来ちゃうような変態しかまともな稼ぎは得られなくなってくるでしょう。侘びだの寂びだの言ってらんない。それはホールも同じだと思います。
だからこそ、ボクは安田さんがこの先どこまでいけるのか、とっても興味津々なのです(投げっぱなしジャーマン感)。
そして、つくづく思うのは、安田さんの「つぶれてたまるか」も書籍化してくれよ、という事。
申し訳ないのだけれど、パチンコ必勝ガイドを手に取らなくなって久しい。最近では「つぶれてたまるか」の立ち読みすらもおぼつかない。何せ、近くのコンビニに置いてないんだもの。置いてても立ち読み防止のシール貼ってあったりとかさ(当然)。
きっと、こうして離れて行っちゃう人って一定数いると思うんだ。
でも、手元にあるスマホで読めるなら、お金を出しても読みたいんだ。
このご時世、書籍としての出版が難しいのも分かるので、せめて電子書籍は如何だろうか。また、現役のガイド読者と差をつける為にも、電子書籍化するのはバックナンバーだけで良い。
お願いできませんかね?ガイドワークス様。
尚、「お前、どんだけ雑誌を買う気ないねん」というツッコミはちょっと聞こえないので許して欲しい。
まぁ、そんな感じでスローライフな1週間を過ごしたわけだけど、今週のブログは久しぶりにノープランで書いています。
「タイトルを決めずに書いた原稿はロクなことにならない」
ブログ・コラム等々原稿のタイトルというのは、何を書きたいかのコアを明確に表す部分なので、そこがボヤっとしたまま書き始めても良い原稿なんて書けないんすよ。
……っていう、旧ブログから含めれば、片手じゃ足りないくらいコスリ倒してそうなこのセリフ。そんな不調法から書き始めてここまで来た今、思ったよりまとまった気がしてる。あまり時間もかかってないし。
で、タイトルどうする??
後追いでタイトルを決める時は、フレーズから探っていって、ひらめきを得るのがよくあるパターン。
けもの道?
うん、そんな大層なブログじゃない。
不調法?
うーん、使いたいフレーズではあったけど、ブログの内容とはだいぶ違う。
よし、今週は「95%の満足」にしよう。今週のようなスローライフも、このブログも自己満足度が高いから。
尚、足りない5%は、ビタをミスったからでも、パチプロ日記の中古書籍がプレミアついて高すぎて買えなかった事でもない。
明日(ブログ公開日の今日)、先週お伝えした福生の旧タンポポで、関係者のみが招かれる試打会に行けるチャンスがあったというのに、どうしても都合がつけられず行けない無念で、マイナス5%だ。
雑誌はいずれ絶滅するのかもしれません。特にパチンコ雑誌などという特異なジャンルの本は。パチンコが老若男女問わず人気の娯楽になっても、パチンコ雑誌を買う人は、ごく限られたマニアだけだと思われます。コンビニ等で気軽に買えるからも理由のひとつだとすれば、コンビニに見放されたら部数が落ちるのは必然。以前もコメントしましたがオリ術のピヨ本氏ですら本誌で、もってあと5年かもと発言されていました。
もう既に始めてる感ありの雑誌web化は、これからどんどん進んでいくでしょう。安田プロの誌上プロなる肩書きはどう変化するのか。web誌上プロ?
自分などはもう、時代の変化に完全についていけない状態です。女子ライター大好き自分は、このコロナ自粛の最中ライターさん達はさぞ大変だろうと思って、情報が知りたくてツイッターとか始めました。
愕然でした。オンライン飲み会に、ライブ配信。誌面実践なんかよりずっと稼げるんじゃない?投げ銭って何⁇
需要があるなら、生業として間違いではないでしょう。自分も今や乗せられて、楽しんでますし。 ただ…。
安田プロのような方は、個人的には生き残っていかれるでしょう。ただその姿を我々に見せてもらえる手段は限られてくる。有料サイトの開設も考えていいかと思います。
昨年に、コンビニからエロ本が消えた話題は、もう懐かしく感じます。
あのニュースに触れたとき、近い将来にパチンコ雑誌も規制される気がしました。
そしてつい最近、コロナ騒動の渦中で、全方向からこの業界が袋叩きに遭いました。
今後も、感染者の利用や小規模のクラスターなど、ちょっとしたきっかけで、再燃する可能性は大いにあります。
換金ガー、生活保護費ガー、朝鮮ガーなど、あることないことボコボコに攻撃され、コンビニから姿を消す決定打になるかもしれませんね。
そのとき、ユーザー向けの業界誌は終わりを告げるのでは。
そんな気もしています。
話題は変わりますが、安田さんのようなトップのプロは、例え状況が悪化し続けても、向こう5年ぐらいは食うのに困らないと思います。
しかしながら、時給千円ほどが限界になる時代は、遠からず訪れるかもしれないですね。
いよいよもって、技術介入は閉ざされていくでしょうし、期待値云々も、全てはホールの懐事情や采配に左右されますから。
田山さんの日記、我が家の倉庫に眠っているはずなので、探して読みたくなりました。
気持ちよくノスタルジーに浸れる、最高の書籍です。
安田さんや小野さんが受け継がれた田山さんイズムの火を、ぜひ灯し続けて頂きたいです。
中には、くだらないプライドや自尊心に満ちた魅力のない誌上プロもいますが、実直なお人柄の安田さんや小野さんが紡ぐ、人間むき出しの足掻く姿は、読む者の心に響きます。
これからもコンビニで販売される限り、拝読いたします。
(立ち読みですみません)