ゲームセンタータンポポで35年振りくらいの再会を果たしたのが、このスペースファンタジーだ。
いやあ、懐かしい! 若い頃の自分がジグマとしていた福生の西川ホールにも設置されていたんだよな。
当時は残念ながら店の一番端の列に配置されていて、さして人気もなかったのだけれど、電飾のきらびやかさは秀逸。取材で訪れて触った際も、「やっぱり奇麗だわ」と感心したくらい。
この機種の特徴はもう一つある。当時デジパチで採用されていた工夫にオマケチャッカーなる物があったが(大当りするとアタッカーの端に当たった玉が横や下の普段入らない入賞口に入りやすくなる。一発台の仕様の応用だ)、それを羽根モノにも転用していたことだ。
普段は入賞しないカタの入賞口(多分13個戻し)に、ハネから弾かれた玉が入るというのは、なかなか斬新な発想だったと思う。
もっとも、その仕様を活かすには釘師や店長の腕も必要になる。当たってもカタへ入賞させ過ぎると拾いが悪くなってパンクの憂き目だし(その対策として、この機種はV入賞が甘めに造られていたが)、通常時にポンポンとカタへ入り過ぎると玉持ちが良すぎて売り上げが取れなくなるからだ。
タンポポではその辺のバランスもしっかり取れていたなあ。さすがだ!
エピソードとしては、当時のそのホールでこればっかり打っていた黒人さんがいたことかな。
あの頃は「横田基地の米軍勤務なんだろう」と思っていたけど、頻繁に見かけるということは退役していたのかもしれない。
メガネを掛けていて小柄、亡くなった名ギタリストのコーネル・デュプリーに似ていたっけ。この記事を書くにあたって、その人をウン十年ぶりに思い出しました。
パチンコの小技を試すのは楽しいですね。
しかも、13個戻しはけっこうデカい。
当時は打ち手とお店の静かな攻防が繰り広げられていたのでしょう。
そういえば、初代シンフォギアの右打ちも似てるといえば似てるかもしれません。
アタッカーよりもずいぶん上に一般入賞口があるのですが、
ここが甘く調整されると入賞しやすくなる一方、アタッカーには球が届きにくいのでオーバー入賞しにくくなる。
逆に、締めるとオーバー入賞しやすくなる。
払出し個数は当時に比べると微々たるものですが(笑)
オール13の時代はちょっとアケると玉が減らなくなったりで、釘を管理する人も技術が必要だったと思います。
シンフォギアは連チャン中に玉が増える台もあったと聞きます。