左右対称のゲージっていいですね。ストロークの自由度は大きい方がいい、そう思いませんか。

その昔はパチンコ台の盤面、左にも右にも対称形にたくさん釘が打ち付けてありました。しかし今は殆どの台が、通常時右打ちすると無駄玉になり「左打ちに戻してください」とか言われる仕様になりました。

そんな中、海物語シリーズだけは頑なに左右対称ゲージを踏襲。なのでストロークの自由度の大きいこのシリーズを打つ機会が増えることになりました。時間効率の良さ、甘く使われることの多さ、も魅力的でしたね。

中で、最も右側にお世話になったのが、「スーパー海物語」(1/369 確変60%)で、2006年から2007年にかけて右打ちばかりしていました。

このスーパー海物語は、2005年に出されて大ヒットした「大海物語M56」と同等のスペック。この大海物語も過半で右打ちしましたが、大海物語と比べ、ゲージ的に鎧下から風車までの距離が長くなったことで玉の勢いが増し、道釘経由してヘソ釘まで届きやすくなったため、その対策として寄り釘をマイナスにするお店が多かったです。

左側の寄り釘をマイナスにすれど、右側の寄り釘はノーマル調整。こんなお店とそんな傾向の台を見つけたら、右打ちをしてみる価値があったわけです。

地元の某店もそんな傾向があり、80台設置されたスーパー海物語の中で特に左側の寄り釘をマイナスにされた4台について、大きな効果がありました。

海イベントとしてヘソ釘を開けられた日を利用すればさらに狙い目。この日は朝から満席になるため、翌週の先行入場券を初当たり先着40台に進呈イベントも行い、そのおかげもあり活気がありました。

まあ、私は大抵初当たりが遅かったのが普通だったため、フル稼働の80台の中で千回転ハマリ1番乗りを目指しました。オーバー入賞は避けつつ時間効率を優先、打ちっ放しの台に負けないスピードを目指したわけです。今日もまたハマるのか、と低確率機ゆえの心折れやすい私自身を鼓舞するためでもありました。

朝から千回転ハマリ1番乗り達成者に1万発プレゼントってサービスしないかな、と思っていたり(笑)。打ち始めてたいてい100回転に早い段階で到達することで、他の台より回ってると把握はできました。そして、他にどの台が先に100回転に到達するかを確認することで、他のよく回る台の把握も行いました。もっとも、そんな台は打ちっ放しで投資スピードが速かったですが。

もし他店であぶれても、このお店の右打ちが効く4台の何れかが空いていればなんとかなる、という安心感は外されるまでありました。また、2007年は攻略機種アラジンデスティニーが登場したため、そちらを優先することになりました。

2年間の個人データでは、74戦して47勝27敗。平均時給3288円、平均回転率27.3で時短中も玉がもりもり増える仕様でした。

通常時総回転数 174381回転 初当たり回数456 総当たり回数1120 初当たり確率が表記上の1/369に対し、1/382とかなり悪くなったのは、よくハマった印象と合致したものでした。それでも、長年打ち続けています海物語シリーズで1日あたり最も沢山の出玉となったのは2006年11月23日の、スーパー海物語実戦での78586発でした。

ちなみに、最近では甘地中海も右打ちする機会があります。やはり、ストロークの自由度は大きい方がいい、と思うわけです。