これを書いているのは東京オリンピックの開幕直後。
開会式は多少の波乱(天皇陛下の宣言中の着席問題とか)があった程度で済んだのは良かったのかな。
いやあ、始まるまではとにかく問題が出まくりましたねえ。選手村の不備に、お隣の国からの選手団の「ふざけるな!」という行為の数々。
選手にも関係者にも感染者は続々出ているし、もともとバブル方式なんて実現できないことを謳ったのが間違いではないかと。
そして、開会式に関わった人間のスキャンダルとドタバタ。JOC会長は「責任は私にある」と言うけど、どうやってその責任を取るんだろう?

政府もそうだ。安倍氏の時から首相はすぐに「責任」を口にするけど、結局何もしないもんなあ。
東京の感染者は7月の時点で2千人を越えても(この記事が公開される頃には4千人を超えるかも)、「じゃあ、我々の不安と医療関係者への酷い負担、コロナで困窮している業種へは何をしてくれるんだ?」ですよ。

我が身を振り返ると、そういう責任の重さを親からたたき込まれたゆえに、ずっとしんどい一兵卒でいいから、人の上に立つことを避けてきた気がする。
だって、世の中は口で謝っても済まないことばっかりじゃん。

そんな自分だから、今は悠遊道というこのサイトが唯一の責任かもしれない。
今もってボランティアで参加してくれているメンバーへは、原稿料を支払えていない。怪しくない広告だけが収入では限界もあるから。
動画班は少しずつ収入のメドが立ちつつあるけれど、初期投資の回収はまだまだと聞く。

それもこれも知名度を含めた自分の至らなさだ。だから、お休みしたり抜ける人が出ても、引き留めることなどできようか。
だから、せめて参加している方々にはサイトという場を出発点にして、さらなる飛躍のポイントとしてほしい。現状はそのために続けているわけだし。
そして、自分も今月で齢58を迎える。いつまでもメディアにいられるかわからないのだし(書ける間は書き続けたいけど)、いつか悠遊道が代替わりをした時には、次の世代へ価値ある物として引き継ぎができる存在でありたい。

そして、手前みそながら、紙が売れない時代に無料で活字をお届けできるサイトは、打ち手には価値があると思っている。PVはそれなりにあるので、時代が変わっても、支持してくれるファンの皆様には続けることで責任を果たしていきたいです。