一般的に、打ち始めていきなり盤面の右を狙う打ち手はいないでしょう。

でももし、右側を狙った方が回るなら。

もちろん、今のパチンコ、盤面右側に弾けばヘソに1発も入らない(ばかりでなく、左に打てと言われかねない)。

でも、釘が左右対称にあるなら右に活路を求めることもあり。特に海系機種。

パチンコ史上最も多く設置された?CR大海物語M56(SANYO 2005年)は私も長きに渡ってお世話になり、通常時の過半で右打ちをしました。また、その後に出されたCRスーパー海物語M55W(SANYO 2006年)では、寄り釘が左マイナス右ノーマルの台を探して通常の殆どを右打ちしました。

また、甘デジのCRスーパー海物語IN沖縄SAD(SANYO 2007年)や、最近ではPAスーパー海物語IN地中海(SANYO 2020年)なども右打ちをする機会がありました。

地元にあまり設置が無く打つ機会が殆ど無かったCR大海物語4MTB(SANYO 2017年)も右打ちが有効な場合が割とある、と伺ってましたが、その系統機であるP大海物語4スペシャル(SANYO 2020年)について、右打ち対策を施した釘の配置にされました。これを見て、今後出される台についての期待感が減退してしまいましたね。

さらに、最近出たPまわるん大海物語4スペシャルに至っては、通常時に玉が右に飛んだだけで「左に打って!」と怒られる始末。初めて打った時に驚かされたものでした。

海系機種以外にも昔は左右対称形に釘があるのが普通で、CR熱闘パワプロクン(京楽 2001年)、CR忠臣蔵(ユニバーサル 2002年)、CRフィーバー鉄戦騎(ビスティ 2003年)、CR花満開極(西陣 2004年)など、右打ちをする機会がありました。

中でも、鉄戦騎と花満開極はスキップ機でもあり、スピードと回転率の両方を求めることができてより効果的でした。

また、変則ゲージを利用した機種として、CR人造人間キカイダー(西陣 2005年)は、天にある釘が折れてしまっている台を探して右打ちすると、回ってしまう場合があるという特性を生かすことができました。

CRナナシーゲット(豊丸 2005年)や、CRベノムの逆襲(高尾 2010年)は、ヘソ以外、右側にもスルー状チェッカーがあり、これを狙うことが有効であった台もあり、活用する機会がありました。

他にも、CRフィーバーキング(SANKYO 1993年)、CREアドベンチャー(マルホン 2002年)、CR42.195キロ(奥村 2008年)など、右打ちが効果的な台があると伺ったりもしましたね。

ストロークの幅は広い方がいい。せっかく釘を打つ場所が沢山あるのに、大半は左側にしかないのは右が泣いている、と思ったり。

よく思うのですが、左にしか打ちようがない台って、今の派手になり過ぎた台枠同様に窮屈だな、と。

そして、CRぱちんこ水戸黄門(京楽 2017年)みたく、空き台なのに盤面の真ん中辺りに小さく「右打ちランプが点灯」してる台がある可能性があります。

これは1回転させるのに時間がかかり過ぎ、遊技を止めた後残り保留で当たってしまうケースなのですが、万一こんな台があれば、いきなり右打ちして1回転で当たりを得ることができるという知識も持ってるに越したことはない、のかもしれません。まあ、僅かに1度だけ見かけたことあり、無事に右打ち1回転で大当たりしてくれました。