タイトルは先日とある人に言われた言葉。っていうかここ最近、同じような問いを何度も聞いた気がします。

そう言えば、サイトの一番下にある「当サイトについて」も4年前から一切変わっていないし、そもそもそれを読んだことがある方が、そんな質問をするわけもなく。

つまるところ、それだけ少しは悠遊道の存在がコアな方々以外にも認知されてきたという事なのかな、と思っています。

で、悠遊道って何なのか。

それはもう明確に「安田一彦」のサイトであるわけですが、今日はもうちょっと突っ込んだ内実についてお話してみたいと思います。

悠遊道が始まったのは2017年1月から。立ち上げ当初の一員だったボクは、サイトの作成、バックグラウンドの管理、Youtube chの立ち上げ、新人ライターさんたちの原稿の編集・校正、各種事務系雑務等々、悠遊道の運営に関わるほぼ全ての実務に関わってきましたので、今までの全ての経緯を知っています。

悠遊道は当初、明確に「収益化」が目標でした。かといって、皆がコレで立身出世を計るような、そんなレベルの話ではなく、関わる人たちが少しばかりのお小遣いを稼げるように。それをプロジェクトの目的としてスタートしています。

ただ、悠遊道は会社ではありませんから、発起人である安田さんともう一人の出資者Aさんがトップという点は当然ながら、その他の人間に上下はありません。そして、労使の関係でもありません。関わる全員が基本はボランティアです。過去、ギャラを貰って原稿を書かれていた方もいますが、収入の目途がたたないまま出費だけが増える状況でどんどん出資金が目減りしていく中、この状況をどうする?となった時

・収益化に今一度本気で取り組むか

・一旦諦めるか

こんな話し合いがありました。出した結論は後者。以降、サークル的な団体として今に至っています。

ですので、現在の悠遊道は「任意団体(サークル)」です。

何か書きたい事がある、表現したい事がある方が、自由にやれる場所として悠遊道は存在しており、それ以上でもそれ以下でもありません。だから基本はどなたでも受け入れますし、どなたにも何かを教えたり何かを与えたりすることはありません。

そんな団体がここまで継続しているのは、結構奇跡的な事だと思っています。それは一重に安田さんの人徳であり、今残っているメンバーというのはその気持ちがあるからやっています。

ただ……

外から見える悠遊道というのは、どうにもそういう風に映っていないようで。そのように悠遊道を見ている方の根っ子にはどうやら「ビジネスにならん事をなんでやってんの?」という思想があるようです。

安田さんの看板をアテに、関われば自分に良い事があるかも、何かを教えてもらえるかも、仕事に繋がるかも、そんな思いで悠遊道と関わろうとする方というのは一定数いますし、それは当然と思いますが、そもそも悠遊道はそういう場所じゃない。

悠遊道は基本的に自己責任の場なんです。何かを得たければ自分でやるべきだし、時に誰かを頼ることがあっても最終的には自分が全ての責任を負う。その上で、完全にゼロから一人で始めるよりは、一定の環境を提供してもらえる。あとは自分次第。そういう場なんですね。

この辺のことは当然入る方には予め全部伝えているんですけどね。人は考えが変わるものですから、途中で「こんなはずじゃなかった」となるのも致し方ない話だとも思ってはいますが。

 

ボクは、20代の頃から様々なボランティア活動をやってきました。

最初は2002年のW杯。そんな世界的な大会から、プロスポーツチームのボランティア、ごく狭い地域活動のボランティアまで、悠遊道以外で今も続けている活動がありますが、そこで様々な人間模様を見てきました。

どの活動でも、上手くいかなくなる時に共通しているのは「自我」がぶつかりだした時です。当たり前の話ですが、自己犠牲をずっと続けられるほど人間は強くないし聖人君主でもないわけです。

こと会社組織で言えば、もう明確に「お金の為」という分かりやすくかつ強烈な指標があるので、大概の事は「お金がもらえるなら黙っておこう」となるわけです。生活にも直結するからそれは当たり前の話。

でもボランティアは全く違う活動だから、明確な理念を持ち、その為に自我をある程度コントロール出来る人間でないと続けられないものなのです。

そして、そういう団体が出来る事の限界も知っています。

良くも悪くも「欲のある人間」と「欲のない人間」が同じ土俵で何かを争えば勝つのは前者だし、個人間ならともかく、ある程度の人数の集合体ともなればより大きな差となって後者は前者に駆逐されていくのが世の定めです。

 

はてさて、この先の悠遊道はどうなるのか。

んなもん考えたって仕方ないから「悠々と遊びながら自分の道をいく」だけ。

それが「悠遊道」だとお伝えして、本稿を〆させて頂きます。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロを経験
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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