政府・各党の取組(92)第48回衆議院選挙 各党公約 自民、維新 IR推進明記(カジノIRジャパン)

■自民党

「IR推進法に基づき、様々な懸念に万全の対策を講じて、大人も子供も楽しめる安心で魅力的な日本型IRを創り上げます」
・前回(2014年12月)の衆議院選において、選挙公約にIR推進を書き込んだ。衆議院には、IR議連の主要メンバーが顔を揃える
・2016年6月の参議院選挙では、「総合政策集2016 J-ファイル」において、観光立国の推進の施策として、IR推進を書き込んだ。J-ファイルにおけるIR推進の書き込みは、2014年版に続く二回目
(J—ファイルは、自民党が目指す多様な政策が書かれた総合政策集。党内手続きを経て公開される。J-ファイルは、選挙公約(選挙管理委員会に届け出)よりも、広範な政策が含まれる)

■日本維新の会

「観光産業の更なる拡大 シンガポール型の統合リゾート(IR)を実現するための法制度を整備する」
・2014年12月の衆院選では”維新の党”として、2015年11月の大阪府市ダブル選では地域政党”大阪維新の会”として、2016年7月の参院選では”おおさか維新の会”として、それぞれIR実現に向けた法整備、あるいは大阪への誘致を公約とした

■立憲民主党

「ギャンブル依存症に対する莫大な社会コストを生じさせ、マネーロンダリングの温床となり治安を悪化させるカジノ解禁に反対」

■日本共産党

「カジノ問題―カジノ導入反対。ギャンブル依存症(賭博中毒)問題」

■希望の党

希望の党はIRからは現時点では距離を置いている。利権が複雑に絡むカジノは、しがらみ政治からの脱却を謳う希望の党としては、暫く慎重な対応をしていくことになると思われる。(希望の党の経済政策は自民党とどう違うのか

 

―――引用ここまで

 

この記事が更新される21時頃には大勢が決しているものと思われる今回の衆議院選挙。

本来、今頃審議されている予定だったIR推進法は、選挙後に持ち越しとなっている。

カジノを含むIR法案を推進するために発足されたIR議連のメンバーはこちらの通り

今回の選挙の台風の目となっている希望の党の代表である小池百合子東京都知事も元メンバーとなっており、希望の党で当選した議員は積極的推進とは言わないまでもIRに反対する事は考えにくい。

 

wikiによるとIR議連は「カジノの合法化による観光産業の振興を行うと同時に、パチンコの換金合法化を目的として発足」とあるが、安全保障の問題を始めとし、大きな課題が山積みの政治情勢の中、選挙後どこまでパチンコに影響する話が出てくるのか。

衆院選の結果と合わせて注視したいところだ。

(万回転)