皆さん、おはこんちばんわ。現在引っ越し準備中&隔日で日中8時間の子守り担当こと万回転です。
もう全然やりたい事が出来ない毎日で、全く撮影に出る暇がなくパチンコに触れていないこの1週間。
アレ?打ち初めまだじゃんね。
と言うわけで、書くことが無い。そんな時は、昔話でごまかそう。
そう考えてのこのタイトルなんですが、実は悠遊道が毎月やっているテーマコラムの、来月のボツテーマだったりします。
2月の節分にかけて「鬼」を……という話があったのですが、結果的に別のテーマに決まりました。
採用されたテーマの方は、ボクが書くかはまだ分かりませんが、書くことが無い時に、ボツテーマを活用するSDGs感を勝手に出しながら、早速いってみましょう。
ぱちんこに潜む「鬼」。
パチンコ・パチスロに関して「鬼」と言えば皆さん何をイメージするでしょう?
「鬼武者」だったり「鬼がかり」だったり機種にかかる部分は勿論、若かりし頃、店員に鬼のように怒られたとか、鬼と言うより悪魔にしか見えない輩(ヤカラ)連中だったり。
でも、ボクはやっぱり「鬼ハマリ」のイメージがものすごく強い。そして、人に誇れるほどの「鬼連」はない(キリッ)。
なので、今でも覚えているとある鬼ハマリに関して語っていきます。
今から12年前。2011年のお話。
まだ京楽捻りブームが始まりかけだった頃、ボクもパチスロからパチンコに主軸を移し、当時多くのパチプロがハンドルをこねくり回したCR銭形平次withチームZを追いかけていました。
そして、止め打ちの技術もアテとするお店も、色々とこなれてきたとある平常営業日。
目論見通り、時給で言えば2500円前後、日当3万円になるかどうかという台に無事着席。さぁ、あとは時間まで打つだけ、とのんびり構えていましたが……
まぁ当たらない。
銭形は1/199のライトミドル。
この確率分母の台が荒れることはそうそう無いイメージが強かったわけですが、朝の9時から昼休憩もなく回して初当たりしたのが夕方6時ごろだったかな。
1900近くハマったコレが、ボクの人生で、確率分母の倍数換算、最大ハマりです。
当然その日は大負け。
当時、パチプロさんたちのブログで流行っていた「期待値は稼いだ(自虐)」を地でいくようなブログをその時ボクも書いた記憶があります。
それまで、6倍、7倍ハマりくらいは何度かありましたけどねぇ…。
さすがに打ってる時に「この店ホントに大丈夫……?」という疑念が、頭をよぎったものです。
なにせ、その頃にはもう「銭形の捻りで食えまっせ?」というネタはフツーにネットで広まっていたし、会社帰りのサラリーマンと思しきセミプロっぽい方々も軒並み止め打ちに邁進しているような状況でしたから、やはり頭に浮かぶのは「遠隔」と「裏物」の2文字。
遠隔は流石に無いにしても、2023年現在でも裏物の可能性は十分考えておくべき(小汚い)業界だと思っているので、ちょっとそのお店は避けた方がいいんじゃないか?と、当時は心が揺れたものです。
でも、そんな時に始めたのが
「年間の仕事量(期待値ではない)を少し辛めに見積もって、全部出す」
という作業。
毎日現場でデータをメモっては、帰ってシコシコExcelに打ち込んでいきました。
すると……
まぁ、見事なくらい仕事量に準じた結果になること。
A店の〇〇が死ぬほど負けてるけどB店の✖✖はアホほど勝ってる。
そういうのをぜーんぶ計算すると、見事にスペックと実戦値を均した結果に収まってたんですよね。それは自分でもビックリしました。
そんな作業を3年くらい続けたかな?
年間で2000時間以上は打っていた時代の話ですが、計算式に当てはめた時に、概ね+-5%程度のブレで収まっていました。
ボーダー理論ってこういう事か、と心底腑に落ちる経験でした。
今そのExcelを消失してしまったのは資料として勿体無かったなぁ、と思いますが、それがあったからどんなハマりにも耐えられました。
牙狼金色で100万円の欠損叩いたこともありましたけど、「(1/400)で2日トータルで6000回転ハマった」なんて知り合いもいましたし、ボクの9倍ハマリなんてカワイイものですよね。
まぁ、こういう事を突き詰めると、ぱちんこ(デジパチ)になんの感動も沸かなくなるから、今こうしてレトロパチンコでアナログ機に触れるのが楽しくてしょうがないわけですが。
そして、今思うのは……「ぱちんこに鬼なんていない」という事。
勿論、これはパチプロのようにアホみたいに毎日打っていたから言える話で、シンプルに稼働時間が少ない方が、当時ボクが食らった9倍ハマリだの、100万円クラスの欠損だのを食らったら、そら色々シンドイのは十分理解できます。
でも、少なくとも機械はウソをつかない。
これだけ「隙あらば晒しちゃうぜぇ!?」なSNS文化真っ盛りの今、裏物を使ってアレコレするようなお店が生き残れるような時代じゃないから、結局は自分がやってきた結果がそのまま跳ね返るのがぱちんこの世界なんだと思っています。
だから、ぱちんこそのものに鬼なんていません。
結局、「鬼」とは人間。
ぱちんこの世界においては、機械を扱うホール側の人も、良い台を奪い合う相手も、全て人間同士の戦いです。そして、
疑心暗鬼ー「疑心、暗鬼を生ず」の略。疑心が起こると、(ありもしない鬼の姿が見えるように)何でもない事まで恐ろしくなる。
とあるように、運・不運や自らの行いの結果起こる事象に対して、潜んでいる鬼というのは自分の中にこそあるものだったりします。
本来、自分の中に潜んでいる「鬼」を他責にした時、その人自身が周りから見た鬼になる。
そんな人も(特にホール関係では)沢山見てきましたが、今年も一年、誰のせいにもせず、自分と戦える自分でありたいと思います。
とりあえず早く引っ越し云々終わって、自由にぱちんこ打ちてぇぇぇぇ(切実
■万回転 プロフィール
- 1978年生まれ ♂
- 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
- CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
- 色々あって完全にパチプロを引退。
- 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋
■レトロパチンコマップ
下記地図にないレトロパチンコを打てる場所をご存じの方、地図完成のために情報提供のご協力何卒宜しくお願い致します。
「パチンコはギャンブルじゃ無い、ただの数学だ。」を実証する良い話でした。ヤッパそうよね~✌️
この寒い時期に引っ越しはタイヘンですな😓雨の心配は少ないでしょうが…
そうですよね。数値が安定しないならホールは危なくてやっていけないですよね。
引っ越し屋の営業は逆にびっくりするくらいドンブリ勘定でビビりますが。
疑心暗鬼の件、ひぐらし初代と叫をこよなく愛してた私としては非常にわかりみですねw
宮中西涼殿鬼の間や御所の猿ケ辻を庶民が訳も判らずに、やれ鬼門だの裏鬼門だの鬼門除けだのと、安易に真似たりしたのが、今や風水などといって結構な金を取る始末。
人の猜疑心が鬼という疑いを生み出し、胡散臭さ濃縮還元の様なパチンコ店という空間が鬼の恰好のすみかとなり、ダ〇村などというインチk………ゲフンゲフンww
ちなみに「わたなべ」という苗字の人は、酒呑童子を討伐した渡辺綱の子孫なので、節分に豆をまく必要はないそうです。