連チャン―。

麻雀用語である『連荘』という語が気付けば一般化し、なんなら現在では遊技機界隈において多用されている。

また、遊技を嗜む方であれば『この語が嫌い』と言う人はそうそう居ないであろう事は、もはや言うまでもなく。

むしろ、連チャンに期待出来れば出来るほどにアツく、続けば続くほどに高揚する…。ゆえに、ある種の醍醐味のひとつ。

言わずもがな、私も連チャンの魅力と魔力に取り憑かれた打ち手のひとり…。

此度の実戦記では、連チャンの魅力を存分にご堪能いただける事でしょう。

…と、何だか普段と雰囲気変え過ぎたリード文で始めてみましたが、流石に書いてる自分でもこの文体を鬱陶しく感じてきたので、広告以降はいつもの調子に戻しますw

・実戦ホール
  →筆者地元(都内)の駅近郊スロ専店
・ホール特徴
  →王道機種構成、低貸しアリ
・交換率
  →46枚貸し・5.2枚交換
・実戦日
  →令和 5年 7月 2日(日)
・実戦開始時間
  →10時02分頃

未だ梅雨も明けず、それでいて気温も高くなっていて、開店前の並びもしんどくなってきた今日この頃。

ただ、お目当ての機種を打つのも導入時点ほど苦労する事もなくなってきており、開店時間直前に行列に加わってもそこそこ余裕な感じです。

と言う事で、本日の実戦機種はこちら。

スマスロ北斗の拳(Sammy)

初打ちでもあった前回実戦記以降も高頻度で打っており、もはや私のメイン機種の一角を担う存在となっています。

勿論、ラオウ昇天も経験済み。

で、やはり昇天等に至る大連チャンの鍵を握るのは、継続率94%を誇る上位AT『無想転生バトル』

実際、私がラオウを昇天させた時も無想転生バトルに助けられた感じです。

体感的に『割と現実的に突入させられるモノ』だとも感じていますので、勿論『記事とするこの実戦でもお見せできれば。』なんて思いつつ、実戦開始です。

前日履歴と周囲の客層を加味して台を選び、打ち出すと表示されたのはサウザーステージ。

ただ、リセット後のステージ選択は均一なので、滞在ステージそのものではなく『その後の演出やステージ移行』で状態を推測する感じになります。

すると、まぁ感触的に天国では無さそうな雰囲気。ゆえに、早めにレア役でモードを上げるor中段チェリーで刺す必要があります。

…と、そう思うも、この日初の中段チェリーは投資12本の376G目と、かなり重たい腰を上げてのご登場…。

ココまで引っ張ったんなら仕事してくれ。と、そう思っていると…

追い銭1Kでの394Gでレインボーオーラ。仕事してくれてましたw

と言う事で、安心の本前兆を消化し、シンとのバトルを経て…

一発目のBB(赤7赤オーラ)いただきました、ありがとうございます。

このBBが、途中で【雲流れる:高速(継続率79%以上示唆)】なんかを挟んで…

11連の1,092枚獲得。初手としては上々です。

BB後、サブ液晶タッチでのボイスは基本パターンのバット、ステージもシンだったものの、BB後数Gから大オーラや第3停止アクション頻発と、どうやら天国っぽい雰囲気

ならば、ここで一気に刺して枚数を積んでおきたいところ…!

と、そう思ってみたものの、懸念がひとつ。

初当たり契機の中段チェリー以降、BB消化中も中段チェリー出てきてないんですよね…

まぁ、逆に固まって出てくる可能性もあるワケだし。と、そう自身に言い聞かせるも、天国滞在濃厚状態では一向に姿を現さず。

それどころか、天岩戸に閉じ篭ったが如く、出てくる気配が無い…

で、やっと射止めた2発目の中段チェリーはBB後532G目…何してくれてんのよ(遠い目)

この中段チェリーは刺さっていなそうな雰囲気だったものの、ジャギステージ滞在中の559Gで中段チェリーを重ね…

582GでBB濃厚のアミバとのバトルへ。

約800枚飲まれて刺した2発目のBBは赤7白オーラと、継続率振り分けの面で不安な雰囲気…。

ただ、これが思いの外連チャンを重ねてくれて…

8連の952枚獲得。入れた分よりも出てくれたなら結果オーライとしておきましょう。

BB後はシンステージのボイス:サウザー、そして今度は特に天国の雰囲気なし。

その後も続行はしたものの、やはり中段チェリーが重く、それ故に欲しいタイミングとも噛み合わない事多数。

あれこれ考えながら打ってましたが…

369Gでヤメる事に(775枚獲得)。

※マイスロのキャプチャはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)
※詳細実戦データはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)

現状ではプラス域ではありますが、どうしたものやら…。

しかも、無想転生バトルの94%継続のポテンシャルを見せるどころか、引けるチャンスすら得られてなかったし。

…ん?94%?

『そう言えば、設置あったよな…。』と思いながらバラエティコーナーに歩を進めると…空いてる!

と言う事で、台移動です。

 

2台目
幼女戦記(Sammy)

異世界転生系ライトノベル原作でアニメ化もされており、個人的にめちゃくちゃ好きなコンテンツの機種となります。

ちなみに、【KADOKAWA×SAMMY異世界シリーズの第2弾機種でもありますね。
※第1弾:この素晴らしい世界に祝福を!/第3弾:盾の勇者の成り上がり

本機はAT『白銀RUSH』で出玉を得る機種であり、純増は約2.6枚/1GかつATは1setあたり10G+αと、ここだけ切り取るとやや頼りない雰囲気

ただ、それを補うかの如き高継続性を有しており、ATのセット継続期待度は94%を誇っています。

と言う事で、継続率と継続期待度の違いはあれど、これで【看板(記事タイトル)に偽り無し】な移動先ですねw

そんな冗談はさて置き、真面目な話でこの機種は個人的に好きな上に得意ですので、立ち回りとしてはガチです。

座った台は多少動いており、現在ボーナス1の309Gヤメ。天国・超天国は既に否定しているものの、通常Bなら384G、通常Aなら512Gで天井となるので、ボーナス自体は遠くは無さそうです。

一応、レア小役からの直撃や『(超)恩寵ZONE』というボーナスの自力CZはあるものの、期待薄なので天井上等で打ちます。

ちなみに、天井が見えているのに捨てられている事に疑問を持つ方も居るかもなので捕捉しますが、本機の天井恩恵はボーナスのみであってAT確定ではなく、要はそこまでの旨味は無い感じなんですよね…。

と、打っていくと通常Bも否定したようで、最深部連行がほぼ確定w

という事で、投資6本の508Gで幼女戦記BONUSいただきました。ちなみに、スマスロ北斗については機種収支を単独で管理したいので、持ちメダルではなく現金遊技としています。

さて、前述したとおりに恩恵はボーナスのみなので、ATを得るにはボーナス中の青7揃いで直撃させるか、ATのCZである『OPERATION203』を獲得してチャンスを掴むかのどちらか

…が、このボーナス中はどちらも射止めることが出来ず、BB後のCZ前兆でも告知は無し。

ただ、天井到達前にフラッシュバック:ターニャ青を確認していたので、少なくともOPランク(ATのCZ当選確率に影響)は3以上かつBBを経た事で1段階上がっている可能性が大。

OPランクが4以上だとランクダウンの可能性が跳ね上がるので、次のボーナスでCZ・ATと射止められるかが勝負どころです。

すると、(超)天国の付近での前兆演出には行くも、ここはボーナス否定。

ただ、前兆中の勲章揃いが刺さっていたようで、その後ボーナスCZ『恩寵ZONE』へ。

このCZヘタなんだよなぁ…と思いつつ消化すると

リプレイ1発で突破!設定1で3.4%/設定6で10%の期待度なのに、我がアームよグッジョブw

このボーナスは1:1の振り分けを勝ち取って幼女戦記BONUSとなり、消化中のAT・CZ告知は無かったものの、消化後の前兆からプレゼンテーション(赤字)を経て『OPERATION203』へ。

このCZは、1PHASE:8Gの中で擬似遊技での紋章揃い=PHASE UPを目指し、PHASE4到達or擬似遊技で青7揃いでAT確定、PHASE3以下ならPHASEに応じた確率でAT抽選となります。

選ばれたCZは、フィヨルドの攻防。

これがPHASE3まで育って…

連続演出中に台枠レインボー!これ即ち…

AT『白銀RUSH』いただきました!ありがとうございます。

前述の通り、このATは高継続期待度がウリ

その鍵を握るのが…

AT後半の『V-COMBAT』です。

AT後半での押し順ナビ発生時に『最初の停止指示箇所』と『サブ液晶に最上段表示のV(1Gごとにテーブルが進む)』が同じ位置なら継続となります。(画像の場合1st=左・中なら継続)

そして、継続チャンスは2回まで。なので、画像の状態だと1回目のチャンスを逃しても2回目は必ず継続となります。(AT獲得時はVストック1個保証)

純粋に2/3のチャンスを2回だと継続期待度は約89%ですが、ストック獲得やレア役での継続での諸々を加味すると、『継続期待度94.2%』となります。

まぁ、継続の基本部分についてはパチンコで言う『某・超韋駄天』の方式に近い感じですね。

ともあれ、ここからが幼女戦記の真骨頂かつ一番愉しい部分

前述した「KADOKAWA×SAMMY異世界シリーズ」は3機種ともAT継続方法が特徴的なのですが、この幼女戦記が一番判りやすい上に伸ばしやすい。と、個人的に感じています

さて。前置きはココまで。

ここからは記事タイトルに躍る『94%』の実力を…

 

 

ウ ソ だ ろ …orz

いや、高継続期待度のATを最低保証分の2連で終わらせるとか、オチとしてはおいしいけど今そう言うのは求めてないんよ

…でも、AT終了後は条件を満たさずとも50%でOPERATION203を獲得できるので、未だチャンスはある!
※AT中擬似BONUS当選or1,000枚以上獲得時はOPERATION203確定

すると、前兆を挟んでCZ告知。首の皮が繋がった…

今度のOPERATION203は『勝利への道』。これがまたPHASE3までサクサク育って白銀RUSH2発目を獲得

この引き戻し込みでAT期待値:1,000枚と呼ばれていますし、そもそも幼女戦記の良い所を見せずには終われません!

と、そんな意気込みが通じたのか…

通常の白Vストック、V-COMBATでの色付きV獲得からの擬似BONUS『白銀BONUS』・『後方勤務BONUS』、ストック特化ゾーンの『Angel12』、30連恩恵の『凱旋EPISODE』なんかを経て…

数値引継ぎの36連・1,694枚獲得!上出来ですし、条件を満たしている=内部的にOPERATION203が確定しているので、まだまだチャンスは続きます。

すると、前回同様にOPERATION203:『勝利への道』から、これまた同様にPHASE3で最終ジャッジクリアにて白銀RUSHループ3発目!やれてる!!

そして、この3ループ目の白銀RUSHが…

詳細はもう実戦データに依存しないと難しいほどにアームが頑張り、数値引継ぎにて86連の3,552枚と、かなり頑張れましたw

条件クリアにて、みたびOPERATION203に挑む事はできたものの、勝利への道PHASE2で突破ならず

とはいえ出玉的には十分ですし、86連終了時の画面がヴィーシャ(設定2以上濃厚)ではあるものの粘るほどの根拠は無いので、幼女戦記は36Gでヤメます(3,540枚獲得)。

※マイスロのキャプチャはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)
※詳細実戦データはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)

この時点で、時刻は16時過ぎ。

残り時間を考えるとボーナスタイプは打てますが、もう差枚的には出来過ぎな状態ゆえ、これにて実戦終了としました。

総投入:   920枚
総回収:  4,315枚
総差枚:+3,395枚


北斗の早見切りから幼女戦記に辿り着き、そこでキチンとチャンスを活かせた格好と相成りました。

そして、今回の実戦での一番の収穫は、出玉ではなく『マイホのバラエティコーナーがベタピンじゃない事を確信できた事』ですねw

今月のテーマコラムにも書きましたが、やはりバラエティコーナーを好む身としては、その扱いが気になりますのでね。

とはいえ、もう幼女戦記もバラエティ送りなのか…と想うと、やりきれない部分も当然あります。

でも、バラエティゆえのライバルの少なさや、それでもキチンと扱われている部分を加味すると、これで良いとも思えたり…と、なかなかに複雑な心境です(苦笑)。

と言ったところで、2機種扱かった上に3ヶ月ぶり故にちょいと長くなり過ぎた実戦記を〆させていただきます。

(K.S.Yuki)