ついに悠遊道主催のタンポポイベントまであと１日。イベント準備に関しては、何事も段取り８分という事で周到に進めて参りました。

さぁ、準備万端。あとは当日を迎えるだけ！

……と言いたいところですが、こういったイベントは必ず、絶対、予期せぬトラブルが当日に起こるもの。

自分が臨機応変に動くのは勿論ですが、裏方として手伝ってくれる皆さん、タンポポスタッフの皆さん、そしてこんなド平日にイベントに駆けつけて下さる皆さんを信じて、アクシデントも含めて楽しめる１日に出来るよう頑張ります。

さて、今週の気になるニュースはこちら。

【続】トラマツさん「道端でぶん殴られたら覚悟せず歩いてる方が悪いんか？ 無銭飲食されたら店が悪いんか？ メディアに顔出してる人間は誹謗中傷まで覚悟せな品性が無いってことになるのか？」と、ネット活動をしばらく断つ模様

まずは第一子のご誕生、本当におめでとうございます。

トラマツさんも奥様の平沢さんも、１度だけ直接お会いした事がある程度で普段から親交があるわけではありません。ただ、トラマツさんはライターになる前のブロガー時代からネットを介してやり取りしていた関係もあって、勝手ながら自分事のように嬉しく思っています。

何と言うか、すごくホッコリするんですよねぇ。「良かったねぇ……」って心がじんわり温かくなると言いますか。

少し前には湯川舞さんにもお子さんが生まれて、同じような気持ちになりました。それはきっと、ボクに子どもがいなかったら分からない感覚だったと思います。そして、同じようにSNSに子どもの写真をアップしてしまっている人間として、上記記事には色々と思うところがありました。

子どもの写真を親がSNSにアップする事は悪なのか

これについては様々なネットニュース等で語られている通り、決して褒められた事ではないのは間違いないでしょう。

まだ自分の意思をハッキリと示せない赤子であれ、意思表示が出来る年代であれ、子どもの人格を尊重してデジタルタトゥーを残すべきではない、という論はごもっとも。赤子を誘拐するような犯罪者、幼女を狙う真正のロリコン、ストーカー等々、そういった凶悪犯罪者がこの世にいる以上、我が子を守る為に情報は出さないに越した事はありません。

ただ、ネット黎明期ならいざ知らず、今時子どもの写真をSNSにアップする親御さんの多くはそんな事は当然分かっていて、その上で自分の中にあるラインを守りつつやっているのだと思います。そして、アップした結果、子どもや自分の家庭に及ぼす影響というのは、あくまでも当事者の親が責任を負う話であって、外野には関係ない話です。

記事に関連して見かけたコメントの中には

「SNSに載せるって事はその辺にいる知らん人に「うちの子かわいいでしょー」って言いふらす事と同じ」

なんて言葉もありましたが、いや、そんな事誰も言ってないよ、と。その理屈で言えば街中歩いている赤子連れ全員が憎しみの対象になるような、大分歪んだ考えをお持ちですし、善悪の二元論でしか物事を考えられないからこんな暴論が出てきてしまうのでしょう。

いくらSNSであっても、それがイヤなら見ない・聞かない自由も選択肢も等しく全員にあります。「勝手に流れてくるんだよ」と言う点も、そもそもSNSってそういうもの。ブロックでもミュートでもして、以後関わらない自由が各々にあるはずですが、なぜそうしないのか疑問でなりません。

「自分の見たいもの以外は見せるな」という事であれば、SNSに限らずネット全般に向いていない稚児の戯言と言わざるを得ないし、人間が本来持つ社会性の否定に繋がるので、それはいささか行き過ぎた反応に思えます。

勿論、アップする事で糾弾されたり、批判されたりするのも今の世の中では残念ながら当然のこと。一般人であれパチンコライターであれ芸能人であれ、各々の立場がもつ影響力に応じて判断すれば良い話であって、選択の自由すら奪われる筋合いはありません。

なぜアップしてしまうのか

あくまでボク個人の話ですが、まず大前提としてSNSにしろブログにしろ

・そもそもある程度自分に関心のある人が見ているものと思って発信している

・そうじゃない通りがかりの人にネット上で何を言われても１mmの影響もないからどうでもいい

・繋がっている方とは日々の思いを共有したい

といった気持ちがあります。

ネタになるような話ならひと笑いしてもらえたらOKだし、ワンオペしんど……って時に励ましの言葉をもらいたかったり。中にはチビ回転の成長を楽しみにしてくれている、なんて言葉をもらうこともあり、そういった温かい言葉のやり取りというのは、人間同士の大切な繋がりの一つではないでしょうか。

その根源が「自分の承認欲求」なのは間違いありません。そして、承認欲求が全くない人間なんていません。

承認欲求に表立って異を唱える方々も「批判(誹謗中傷)する自分の意見を認めて欲しい」という承認欲求からその言葉が生まれています。また、何を言わないまでもSNSのアカウントを自ら作って見に行っている時点で、何某かの能動的な発露があります。それを無視して他者の承認欲求を否定するのは愚かと言わざるを得ません。

あとは程度問題なだけ。

そこは善悪でも正誤の問題でもなく、文化の違い、生き方の違い、考え方の違い、好き嫌いの違い、といった話であって、理屈ではない感情面の話なので、100ゼロに単純化などできません。

 

ちなみに、ボクのブログにもよくコメントを下さる某Ｔ氏には「コメント非公開で」という但し書きとともに「おめーの不細工な息子なんて誰も興味ねぇ」的に言われた事もありますが、自ら進んでアップしている以上、Ｔ氏に限らずそう思う方がいるのは当然だと思っていますし、それに腹を立てる事もなければ、それで自分の行動を変えようとも思いません。

その上で楽しい出来事、幸せな出来事、時にはツライ出来事を分かち合いたいから愛しの我が子をアップする。その行為自体は人として自然な感情だと思うし、その結果生まれる影響は、当然親が責任を負う。それだけの話であって、どこで線を引くかも人それぞれではないでしょうか。

ボクの線

では、今まで散々子どもの写真アップしてきたお前はどこで線引くの？って話ですが、ボクは当初から「３歳まで」と決めていました。と言うのは、ある程度大きくなった子どもと、ボクがアップした写真の数々が直接的に繋がらないのがそのくらいの年齢までかな？と考えていたからです。

ただ、もうすぐ２歳を迎える我が子を見ていると「顔つき大分しっかりしてきとるな……」という実感があり、そろそろ顔にはスタンプつけないとダメかな、とも思い始めています。

これはもう単にボク自身が子どもの成長曲線をきちんと分かっていなかったというだけの話で、今後はリスクを減らすべき、というのがボクの「感覚」です。

その上で、すでにデジタルタトゥーとなってしまった写真の数々において、もしも今後チビ回転に何か言われるような事があれば、その時は

「父ちゃん、お前が好きすぎて自慢したくてしょうがなかったんだ。ごめん。」

と素直に平謝りするでしょう。その時、チビがどう感じるかなんて分かりませんが、子どもとの信頼関係があれば他愛もない話だと思っていますし、その絆を作れるかどうかも自分次第。

そう肝に銘じて、これからも家族との時間を大切に過ごしていきたいと思っています。

■万回転　プロフィール

  • 1978年生まれ　♂　
  • 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

万回転記事一覧はこちら

Twitter

■レトロパチンコマップ

下記地図にないレトロパチンコを打てる場所をご存じの方、地図完成のために情報提供のご協力何卒宜しくお願い致します。