おはようございます、水曜日の夾竹です。
タイトルの通りに②です。
テキヤシリーズ?
前回記事でテキヤとヤ〇ザの相違点なんかをちょこっと書いてみたんだけど、これが意外にウケた事もあり。
予定通りシリーズ化してみる事にしました。それゆえの②です。
ということで本編に入りますが、このエピソードは、以前山口県のとある祭りに参加させてもらった時のお話。
他地域から流れてきた我々は、仁義を通すために地元のテキヤに挨拶に出向いたんですが、その時に相手の口から『自分、二足の草鞋は履いてませんから。』と如何にもな感じの自己紹介?をされた事がありました。
全身『朴訥(ぼくとつ)』の塊みたいな短髪のニイちゃんがカッコ良くて、祭りの最中黙々と商売している。そんな自分と真逆のスタイルの【ニイちゃん】にちょっと憧れました。
が、憧れは憧れでしかなく、いざ祭りの幕が開けば、自分の商売は【ぬいぐるみ】とか【ファンシーグッズ】の籤引き。『アゴを使ってナンボ』のイケイケ饒舌野郎竹と化しておりました。
土地を跨ぐ事の難しさ
パッと見だとエラそうな雰囲気を示す諺のようにも見えますが、【アゴを使う】というのは『調子良く喋りまくる』的な意味です。
で、喋りで商売するとなると、自身と同じ関西人同士とかならヤリ易いんですがね。どちらかと言えばその土地に合わせるのが重要みたいで、他地域である山口県の祭りでの売り上げは大した事無かったなぁ…
土地に合わせる上で大事なのが『その土地に根付いているネタ』で商売する事でしょうか。僕のやっていた籤引きなんかは各県毎にNGだったりするんですが、その庭場を持つテキヤさんが許可していない場合もあるので意外とややこしかったりします。
あっ!因みに【庭場】と書いて【ちょうば】と読みます。博徒の人達のいうところの【シマ】ってヤツですね。
籤引きがダメな土地の場合は『すくい』で商売する事が多かったんですが、これも北陸の一部では『ポイ』と呼ばれる紙を貼った道具ではなく、紙の代わりにモナカの皮に棒を付けたモノが主流…というか当たり前らしくて。で、お客さんから『紙で水の中の人形なんてすくえる訳無いろ!』と可愛い方言で突っ込まれまくりました。(代表例、石川県人)
未就学くらいのチビっ子に番手の小さいポイ(簡単には破れないやーつ)を渡し、集まってきた大人のお客さんにはいわゆる普通のポイを渡す。
んで、『チビっ子に出来たなら簡単だろ。』と思わせて挑んでもらうも、勿論ポイそのものに性能差があるので、相当慎重にすくわないと光の速さでポイの紙が破れる。んで、『はーい残念!』っていう構図の、ある意味分かり易い商売でした。
まぁ、お客様には楽しいひと時を提供出来てた…かな、と思う。景品が提供出来ていたかは知らんけど。
話は逸れますが、石川の方言って可愛いですよね。勿論女性限定ですが…
と、唐突過ぎたので、その話は横に置いておきまして。
そうそう、土地を跨いでしまうと、先ず間違いなくスベるというか売れないのが【ホヤキ(食べ物)】ですね。
相当大きな規模の祭りなら、焼きそばとかフランクフルトなんかのド定番のモノなら売れてました。ベビーカステラなんかも、美味ければ売れても良さそうなんだけど、どうなんでしょう?
浅草鷲神社の酉の市とかではそれなりに売れていた気がしますが、客として賑やかしに行っただけなので、本当のところは知りません。実は大した事なかったのかも。
で、このホヤキの中で、大阪では【たません(玉子せんべい)】なんていうのが定番中の定番なんですが、知っていますか?小判型のでっかいエビせん・タコせんに、ソースと天かす、目玉焼きとマヨネーズを乗せたものです。ちなみに、ジャンル問わずな食通で知られる姐さん(関東人)に昔写真を見せた事があるのですが、確かその時に『知らなかった』と言ってました。
そして、この玉子せんべい。大阪からお隣の奈良に持ち込んだだけで、ほぼ売れません。大阪だと、庭場の神社で4時間程で800個も売れるレベルだったのに…。まぁ、他の土地で見掛けた事無いもんなぁ。
皆さんの地元でお祭りで見掛ける食べ物ってなんですか?教えていただけると嬉しいです♪
とまぁ、仲間たちと馬鹿な事言いながら、その土地土地で商売しながらのテキヤの旅は楽しかったんですが、2~3週間ほどの長い地方廻りが終る度に地元のありがたさが染み入る、そんな商売でしたね。
さて、(執筆時点から見て)今週末は、大動脈解離1周年記念(?)の検査が控えていますし、如何せん大病なので面倒な検査項目が山盛りです。
若干…いや、かなりのヨレヨレ竹状態とはいえ、今のところ無事に生きているので何事も無いとは思うのですが、また来週の水曜日にくだらない話でお会いできるのを楽しみにしております。
ヨレ竹からバリ竹になりますように🛐
そう言えば地元のお祭りで特にこれと言った物はなく、クサヤ焼けば売れるだろうなとは思ってるけど誰もやらない(^o^;)
段ボールで工作はしなくなった“もう還暦生”にとっても、
「役に立ったね~、役に立ったよ~」のテキヤシリーズ、③も楽しみですな😉
お祭りの食べ物、チョコバナナやりんご飴はほんとのちびっこの頃には無かったですな😃
祭りの終了間際に少しまけてもらって買い物するのが愉しかったのはホントの“もう中学生”だった頃、もう随分長いこと出掛けていないお祭りは来年が隔年開催の開催年、ちっちゃいのを連れて久し振りに出かけようかな😄
玉せん、名古屋に来ると売れますよー こっちはド定番です。
石川の方言で最初???ってなったのは「がんこ」ですね。すごいとかめっちゃとかそういう意味なんですが。
検査、経過良好をお祈り申し上げます(ー人ー)
お祭りの夜店の思い出はリンゴ飴🍎一択❣️大好きでした♪
玉子せんべいは覚えてないなぁ😅
お菓子とかより、輪投げや金魚掬いや射的、スマートボールもそういやパチンコ台もあったわ✨✨✨行きたくなってきました笑
もう1年経ったのですね。一病息災、無事にお帰りやす🍵
やはりポイにはそんなカラクリが!w
昔、ポイに気付かれない様に針で穴を空けて……なんて話は聞いたことありますが……。
私がこどもの頃、地元新潟では掬った金魚の大半が小千谷市界隈の錦鯉の選外稚魚を酒2升と交換してきたものだから、育つと鯉になりました。自宅の池で錦鯉飼ってる爺さんが気に入った柄の金魚(錦鯉の稚魚)を、銭ゲバ挑戦してるのを見たことありますわw
こちらでは露店の定番は「ぽっぽ焼」ですね。
その場で食べるわけではなく、お土産に50本60本と買っていきます。
ですが個人的には「カルメ焼」が大好きでした。
オッチャンが手慣れた手つきで重曹入れてクルクル回すとブクブク膨らんでいくのが楽しくて、懐かしい思い出ですね。今では全く見かけなくなり、ちょっぴり寂しいですねぇ(´・ω・`)
まさおchan
クサヤ!!それは苦情が出る気しかしない。まさお兄ならら焼き鳥とか似合いそうですが(笑)
ギルBさん
確かにチョコバナナはガキの頃に見た事なかった気がしますね。りんご飴は…存在したと思いますがw
終わり間際の投げ売りはやらない人も多いですが、食べ物なんかだと徐々に大盛になりがちでしたね。
白いシローさん
名古屋では玉子せんべい定番なんですね!そういえば名古屋どころかテキヤの商売で愛知県には行った事がなかった気がします。
「がんこ」確かに良く使ってましたね、同世代以上の友人がよく使ってた記憶があります、懐かしいっス。
ひーさんさん
果たしてひーさんに付ける敬称は『さん』でいいのかw
30年くらい前はパチンコもありましたね、玉ではなく金属のワッシャーが払い出されてきて謎なシステムでしたがw
宇治の花火大会の時は玉子せんべいの屋台をウチだけでも2件出してましたよ~。あっという間に2年経ちそうですな。
禅寺丸さん
しまった!禅寺丸さんならポイの事をご存知かと…w「ぽっぽ焼」は新潟のド定番みたいですね、あの売れ方を見て羨ましかったのを記憶しています。カルメ焼きはやたらと難易度が高いですよね、昔ナイトスクープでも取り上げられて自分でもやってみたんですが何度も試行錯誤して出来上がったのが『べっこう飴』モドキでしたww
地元ではクジもモナカ様も紙ポイも見るから割と寛容な方なのかな?大きな祭りではどの場所を確保するかが大事と聞く…ショバ代が違ったりもあるみたいだけど抽選だとどうしようもなかったり
アメリカンドック名だったり時にはフレンチドックだったり何故か同じ商品が名前違ったり…的当ての吹き矢とかもあったなあ、東京ケーキって何よ?お好み焼きみたいなの串に刺さってた(笑)
クジは1等の商品の箱がめっちゃ日焼けしてたり、2、3等あたりの大きなぬいぐるみなんかはテキ屋の知り合いにあげて抱えて歩かせて、さも当たるように見せたり(笑)
胡散臭さを含めて楽しむ場所であり、お金の使い方を勉強する場でもあったり…今でも縁日の露店ってそんな場所なのかな?甥や姪が大きくなってから全く縁が無くなった年寄り1名😭
しゃだいさん
露店の場所に関しては、基本的に一度決めた場所から移動させられる事は無いので場所が気に入らない時は機会を伺うしか無いんですよ。場所代なんかは商い中になんやかんやで何回も名目を変えて集めに来るんですが、場所に依ってというよりも、その庭場を持つ親方と借りている親方との関係性で決まるみたいですね。周りには内緒にしていますがw