今1番有名な未来予知の話は、2022年に出されてベストセラーとなった、たつき諒著「私が見た未来」かも。私も読みましたが、あの東北大震災を予言し当てた著者は、その持ってる予知能力を生かして、2025年7月5日に日本の南部沖で地震と大津波による大災害が発生する、としています。

そして、同じこの2025年7月に、地球に隕石が衝突する、とか、海底火山が爆発する、とか、この「私が見た未来」が出る前から予言してる話がけっこう氾濫しています。

まあ、私は懐疑的な立場です。で、真っ先に思い浮かべたのは「ノストラダムスの大予言」。五島氏によって書かれ、シリーズ化されたこの書籍は、私も読みましたがおおよそ50年前の当時、空前の大ブームとなりました。そしてその予言によると、それから十数年後である1999年7の月、空からアンゴルモアの大魔王が下りてきてこの世が終わる、としていました。

中学生だった当時、周りでは、生きられるのも後十〇年か、と言ってたり、信じてる人かなりいました。でも迎えた1999年、何事も無く経過。これ、ノストラダムスのどうとでも取れる言葉、文面を大量に書き記した予言?書を、五島氏が皆が喰いつくように文言をピックアップし曲解しただけ、と今なら分かります。

例えば、世に車が登場する前の書なのに「カーキチ」との文言(とは言ってもいろんな発音パターンがある)を入れたのは、来るべき車社会を見事に暗示した、としてましたが、かなり無理がありました。また、「ヘンリー」なる者が現れて世界に多大な影響を及ぼす、としましたがそんな人物は一向に現れませんでした。ちなみにアイキャッチ、ノストラダムスの大予言Ⅳは1982年に発行されたマイ書籍です。

そして最近、ネット上で未来人が氾濫気味のようで、例えば2058年から来ました。何か質問ありますか?と言った書き込みがあったりします。

その内容では、1番最近では2024年1月10日、十勝沖大地震が発生する、とか。そして結果が出ましたね。はい、ハズれでした。

そういった自称未来人に対し、2024年の春の天皇賞、勝つ馬は?といった質問にちゃんと答えた試しはありませんし。

競馬と言えばその昔、パチマガ誌企画で「ダウンジングで競馬を予想する」というのがあり、偶然か必然か、2号連続で当たったことがありました。ただ、3号目でハズし、記憶してる限り、それ以降ダウジング企画が開かれることはありませんでした。

また、TVでの企画で全国から沢山の占い師を集め、これから実際に行われる競馬を予想する、というのがあり、女性占い師1人だけ当たりました。で、その当てた占い師のはしゃぎよう半端なく、ああまぐれだな、と白けたものでした。

さらに、先日4月10日のTV(アンビリバボー)でタイムトラベラーことミラクルおじさんの話がありました。2003年の競馬、安田記念でアグネスデジタルに130万賭けて当て、勝った1222万を宝塚記念でヒシミラクルに全額賭けておおよそ2億獲得したおじさんが、未来人だったのではないか、というお話です。

また、Pワールド内のいろんなトピでも、パチンコそっちのけで競馬の話で盛り上がってる所散見します。私は競馬は殆どしません。それはオッズを見て、こりゃ元締めががめつく儲け参加者勝てね、と肌感覚で分かるから。

繰り返しますと、予言者や未来人への質問「2024年春の天皇賞で勝つ馬と騎乗するジョッキー及び馬番は?」を出走馬発表前に答えてね。でないと信用できないよ。

まあ、とは言ってもそういった不思議話は好きな方で、以前にも宇宙の話をココにも書いたことがありました。みんな大好き?宇宙人やUFOについて。

宇宙人はこの広い宇宙にいろんな形、形態をしてめちゃくちゃ沢山いるけれど、1番近くに住む宇宙人の星があまりに遠すぎてコンタクトは不可能。なのでもしUFOが存在すれば他の星から来た可能性より、未来から来た可能性の方がまだあるかな、とは思っています。

そして話はパチンコへ。私も、パチンコの未来を予想し、10年後30年後、そして60年後のパチンコの話を書きました。また、執筆から5年が経過した時、10年後のパチンコ予想と進捗の検証を行いました。

残念ながら、店舗数激減の予想は当たってしまいました。そして30年後の話ですが、一つ危惧してることがあります。執筆当時から6年が経過しましたので、もう24年後となりますが、それまでにパチンコ自体が無くなってしまってる可能性を否定できなくなってしまった感があります。

せめて生きてる間はもってほしいところですが、肯定的に捉えればパチンコの終わりを見届けることができる、のかも。

追伸です。この原稿は2023年に下書きしたものですが、2024年元日に能登半島地震がありました。そしてこの大地震の予言をした人はいませんでした。つまり、予言者や未来予知者の信ぴょう性は、極めて低いと言わざるを得なくなりました。