2024年に入り、世間的にもめでたくないニュースが続いていましたが、パチンコ・パチスロゲームセンター界隈もまた一つ残念なお知らせが届いてしまいました。
おはようございます。
この度ビッグスマイルは、2024年1月31日をもちまして、閉店させて頂くこととなりました。 半世紀に渡り、皆様からのご支援、心より感謝申し上げます。 お店に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/326rTaf5gn
— **BIG SMILE** (@bigsmile_take) January 21, 2024
東京都足立区竹ノ塚に、2022年6月にオープンしたビッグスマイルさんが閉店されました。また、秋田のスロゲーセン・エスパソさんも、昨年末に閉店を告知され、1月にその歴史にピリオドを打ちました。
どちらも悠遊道とご縁があったお店さんだけに、配信者としてのボクの力不足を痛感しますし、大変申し訳なく思います。
スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。そして、ご縁を頂けた事、楽しい空間をご提供して下さった事に、深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。この先の新たなチャレンジの成功を心より祈念しております。
思えば悠遊道の動画チャンネルの歩みは、各地のパチ・スロゲーセンさんとの歩みでもありました。ノスタルジアさん、ライズさん、岐阜レトロミュージアムさん、殿堂さん、バタフライさんといった既にあったゲームセンターから、悠遊道の動画と歩みを同じくして生まれたタンポポさん、スパイダーさん、広島ホールさん、レトロ柏崎さん等々、コロナ禍中でありながら多くのパチ・スロ専門のゲームセンターが生まれました。
しかし、知れば知るほど、どこも経営は決して楽ではないと聞いてきましたし、実際に現場に足を運んでもそれを感じます。
パチンコ・パチスロ最大の魅力はギャンブル性。
かつて酔っ払いが「金のかかってないパチンコなんか誰がやるかよw」と言いながらライズさんの前を通り過ぎていったあの言葉は、今でも悲しく脳裏に焼き付いています。ですが、それも現実です。
そして、ボクの主戦場たるYouTubeにおいても、レトロ台を扱うジャンル全体のパワーダウンを感じます。どことは言いませんが、気づいたらレトロ台を扱わなくなったり、更新が止まったチャンネルは、一つや二つではありません。
以前、岐阜レトロの杉本館長が「今はレトロ界隈のサードインパクト」と仰ったように、ここ数年はコロナ禍を一つのキッカケとしてムーブメントが起こっていたのでしょう。もしかしたら、それが今静かに終焉の時を迎えているのかもしれません。
ただし。
ボクはこの活動を通じて様々な人と出会いましたが、ひと口にレトロ台界隈と言ってもそもそもの思いに濃淡があります。
パチ・スロゲーセンさんも、YouTuberも、それぞれ目的が違います。端的にお金の為だったり、趣味の延長だったり、元々期限のある話だったり、台よりも自分の事が好きだったり。それらのどれが良い悪いという話ではありません。
ただ、ボクがレトロ台にフルコミットした時期がたまたまサードインパクトと重なった中で、様々な人との出会いがあり、別れがあり、ブームがゆるやかに下り坂に入った今、複雑な思いが交錯している。そんなところです。
では、ボクは?
勿論、何も変わりません。
今はまだ家庭の事情が継続中につき、残念ながらフルパワーで動画更新と向き合える状態ではありませんが、ボクにとってレトロ台を通じて悠遊道の動画チャンネルを続けていく事、そしてぱちんこの歴史をより深く学び、伝えていく事はもはや義務だと思っています。
それは、この界隈の方々が如何に強い思いで活動されているかを知っているからです。そして、悠遊道の動画チャンネルはそんな皆様に育てて頂いたから、それを投げ出す事などボクには出来ないからです。
そもそも「パチ・スロゲーセンの経営は厳しい」と多くの方が言いますが、ボクの撮影・取材経験からくる結論は、そんな生易しい言葉で括れるレベルの話ではありません。
情熱だけではやっていけません。企業が生き残る為の一般的な理念やら戦略は当然必要です。しかし、そもそものパイがありません。専門知識も技術も高いレベルで求められます。その上で更に、お金、家庭、自分の時間等々、普通の人々が当たり前に享受できる何かを犠牲にする覚悟と情熱が必要で、人生を賭けてやっている人がいるからパチ・スロゲーセンは継続できる。そんな商売だと確信しています。
そのような世界に足を踏み入れるのは、ともすれば愚かな事かもしれません。資本主義色が強まり、格差が拡がる世界の中で、いわゆるゾンビ企業と呼ばれるような、生産性の低い、なくても困らない、そんな経営と言われるかもしれません。実際、お金のある人ほどその現実を知って撤退していくもので、それが合理的な判断なのは間違いありません。
でも、そんな“偏愛”だからこそボクは愛おしいし、大切にしなければならないと思ってしまうのです。
そして、サードインパクトが終わったとしても、そんな偏愛をヨシとする人々がいる限り、この先パチ・スロゲーセンが無くなる事はないでしょう。元々、世俗の基準から離れた、揺るぎない地盤なくしてやれない商売だからこそ、必ず続いていくと思っています。
そしてこの先も、そんなレトロ台を愛する皆さんと各地のゲーセンを応援するのが、ボクの義務だと思うのです。
自然災害がある度に支援の機運が高まるように、悲しい出来事というのは、普段は眠っている自らの奥底にある思いが奮い立つキッカケでもあります。
エスパソさん、ビッグスマイルさんの閉店は悲しい話ですが、そこで終わる事なくそれぞれが出来る範疇で、自らの思いを再確認し、それを形にしていきましょう。
そうして、思いは繋がっていくものです。
■万回転 プロフィール
- 1978年生まれ ♂
- 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
- CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
- 色々あって完全にパチプロを引退。
- 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋
■レトロパチンコマップ
下記地図にないレトロパチンコを打てる場所をご存じの方、地図完成のために情報提供のご協力何卒宜しくお願い致します。
ランニングコストがかかりますね
それと経営者視点だとスロゲーセンに対する愛の深さだと思います
都内既存店舗と比べるとやはり雑な対応が目立ちました
そういう所で集客にも差が出たのではないかと思います 出玉バトルばかりやってもマンネリ
ある程度のカネが掛かってねえと、パチも他の博打も面白くねえよ
ゲームや娯楽としてなら家庭用ゲーム機がいちばん面白い
現在の若い子って合理的だからパチを打たずにスマホゲームやってるじゃん
かくいうおれも大昔からFFやDQや世界樹やってるほうが好きだったわ
おれは不器用な男だから手マンが苦手
クンニは人並みに出来るがフェラチオが合ってる
また二丁目でバイトしようかと悩んでるよ
パチゲーセンはとても興味があり、時間さえあれば行きたいと思っているのですが、生活スタイルが合わず何年も行けていないです。休日に時間が作れるようなら本物のパチ屋で勝負したいので、行けるなら仕事帰りにちょこっとなんですね。ほんの小一時間遊べるのが本来のパチンコ遊技なのだから、何時間とか終日とか前提の遊技システムではなく、単に貸し玉料金支払って15〜30分くらい遊べればいいなあと常々思っています。
ゲーセンというよりテーマパークなのかなと思います。
なので、どれだけ楽しませることができるか、が焦点になるとまだ弱いのかもしれません。
だからといってじゃぁこれをってのがないのが店側客側両方の課題な気がします。