「戦争だった玩具売場の年末商戦」から始まって「ひな人形」「自転車」「TVゲーム」「QCサークル活動」「人気商品」「季節商品」「ノルマ販売」「文具・学習机」そして「人間模様」と書いてきました。昨年の年末から書き始めましたので、見出しの自作マルピンクちゃんじゃないけれどマルっと1年が経とうとしてるのですね。

そして「玩具売場主任に休息無し」シリーズは、今回の「仕事とは」でもって最終回としたいと思います。

甘ちゃん学生生活が終わり、晴れて就職をしたのがUターン先の地元サービス業。社会というものが何かも知らない蒼い時代。これが当たり前、戦争に敗れた国を立ち直らせるため、国を復興させ、高度成長を目指す意気込みたるモーレツサラリーマンこそあるべき姿である。

そんなリーダーの元頑張るのが当たり前。だったから今なら超ブラックとも言える環境で17年間もの間、病欠皆無で頑張ることができました。

今、日本の社会人は仕事に対する熱意が欠如してる、と言われています。データで示されてますが世界的に見ても相当に低い。もはや戦後ではない(というか戦前か)。もはや勤勉な日本人は死語。そして平和ボケ日本へ。さらにはぬるま湯日本へ。

時間通り早く帰れ。上司も皆そういうスタイル。このことについて、日本は破滅に向かってる、と危惧をしてる某社長さんもおられますし、私もそう感じることありますね。

なんらかの理由をつけてよく休む社員に対して「這ってでも出てこい」。と口には出さずともそう思っていました。「責任感が足りん」と。「ココは己が管理してるから成り立ってる。もし己が居なければ成り立たない」。だから、休むなんてあり得ない。

玩具売場を経験したらどこでもできる、の声がありました。確かに、玩具商品には「食玩(食べ物が作れる玩具)」や「着せ替え人形のドレス」、つまり食料品も衣料品もありました。着せ替え人形のドレスって人間のソレより高かったりしましたね。

しかし、職場固有の業務などよりも、仕事に対する気持ち、心構えを学ぶことができた事の方が大きい、遥かに。

あんな大変な事を経験したことで、あれに比べればたいしたことは無い。その後の転職先では常にそうありました。

☆仕事とはクレーム処理だ。

昔はお客が売り場内でとぐろを巻いてました。そしてその来店数に比例して、というか今と同数であっても遥かにブチ切れるお客が多かった。「お前んトコでどれだけ買ってやってると思とんじゃ」など自分勝手なお客が多かった。配達の遅延であっても矢面に立つのは配送業者でなく売り場係員。パートさんは皆逃げるので真っ向から被るのはいつも私。

1万円均一の粗悪な自転車は、まさにクレームの宝庫。本部からはこれを売って売って売りまくれで目に見えないクレーム関係なし。数字が全て。売上が全て。

レジでお待たせさせないためのレジ業務の速さ、と、値引き商品がちゃんと値引きされた金額表示になるコト、お客が並んだ順番を間違えなコト。お客から受けた仮置き商品の管理。などは細心の注意を払いました。どれもこれもクレームにならないように。

そしてそれはお客からだけではありません。上司から受けた怒号や今でいうパワハラ。それはもう凄まじいものがありました。

☆仕事とはスポーツだ。

1階と5階の売り場を1段越しにて階段を何往復も繰り返した日々、丸一日立ち仕事が当たり前の日々。品出しをしつつレジにお客が来ると飛んで行く。例えば百円ショップのお店でレジと品出しを1人で同時にしてみてください、できるものなら。でもそれをしました。

なので、パートさんにレジを見てもらって自分は品出しに没頭できるその時間は有難さを噛みしめながらの仕事でした。そして仕事が終わってヘトヘトな状態で駐車場の車に乗った瞬間、シート倒してバタンキュー、な日々は当時、健康管理に役に立ち、丈夫な身体になることができました。

今の時期みたく寒くなってくると体調を悪くしがちですが、年末地獄を前に体調不良に陥る訳には参りません。風邪など気合で吹っ飛ばす必要がありました。

ただ、今度の店休日である火曜日に皆でテニスしよう!の声あった際、得てしてその日は主任会議で出勤にて(テニスは市内大会優勝など部活経験があり、よいトコ見せたい気持ちも)参加できなかった残念さは大きいものがありましたね。

☆仕事とは自己研鑽の場だ。

えっ?もう締切日?なんていう声を聞くたび思います。なんでそんなこと覚えてないの。それ、責任感が欠如。というかもっと余裕持って、早め早めに準備したらいいだけ。地獄の年末商戦で事前準備を効率よくしないとパンクするよ。いろんな意味で。こう学んで身に着けてきたから、Pワールドで2週間空けると落ちてしまうトピをどこよりも長く23年間継続中だし、じゃんバリメルマガも欠けることなく毎月17年間執筆継続中。まあ、主幹のたいがー山本さんからは「じゃじゃさんはいつも投稿が早い。」と半ば呆れられてるのですが。

まあ、締め切りは毎月4日ながら大抵は前の月の20日前後には投稿済ませてますので。そしてココ悠遊道においても常に早め(1か月先の分くらいは)にブログスタンバイ状態にしています。

そしてこの事前準備(ココでの初期に段取り8割、なんてことも書きました)こそ、パチンコにおいて週間管理が大切である、に繋がります。週初めに週間行動計画を立てる。週間でプラス収支を目指す、です。

データ管理についても、「データの鬼」と言われたことありますが、これも仕事の一環の流れですね。確かに、パチンコについて残してきた多種に渡る数字の多さは半端ありません。

他方、長く店員業をしてきたので店員さんの気持ちが分かり、例えばレジで行列が出来てると、もっと空いてから並ぼう、という気になります。なんせ、レジで行列ができ、その対応に四苦八苦する夢を未だ見ることがあるくらいなので。

棚に並んでる商品が棚奥にあると、前に出すクセ(前進立体陳列と言います)があったりしますが、もう一種の病気かもしれません。

同時に、パチンコ店店長さんの気持ちもよく分かります。あいつまた勝ちに来やがった、と監視カメラの向こうで思ってる、ことも。稼働エリアはできるだけ広くはローテーションが必須、にも繋がる訳です。それが良いことなのか悪いことなのか、はさておいて。

そしてパチンコが常に好調だったことが仕事のストレス発散に如何に役に立ったか、計り知れませんね。

ぬるま湯日本。根性論はもう古い。いやいや、今こそ・・。