皆様、あけましておめでとうございます。悠遊道共々今年も宜しくお願い致します。

早速ですがパチンコの話です。恐らく、長いパチンコの歴史で1番売れた新海物語シリーズに次いで売れたのが、大海物語シリーズ。そして今では大海物語シリーズが海シリーズの覇者となった感がありますね。

言うまでもなく、これらを含めた海シリーズが史上最も打たれたパチンコ台であり、業界に最も貢献をした、と言ってもいいかもしれません。しかし、パチンコファンの名機を募った際にこの海シリーズは不遇、何故かあまり出されません。必勝ガイド誌年末企画、年間ベスト機種のタイトルを取ることはありません。〇〇の思い出、でもあまり出てきませんし、私のPワールド名機トピにも出てきません。

ということで、今回は私が海シリーズで1番打った「CR大海物語M56」について書きます。

ちなみに、SANYOの海シリーズは初の魚群リーチを搭載した1995年登場のギンギラパラダイスから始まり、1999年、CR海物語。2002年、CR新海物語(メインはM27)。そして2005年にCR大海物語(メインはM56)が登場しました。特に「群予告」はその後のパチンコに革命を起こしましたね。

当初は、群れの魚の数が違う、とかいろんな話題にも事欠きませんでした。

CR大海物語M56は1/369.5、確変60%、フル時短100回転、という仕様で、当時はどのお店も100台規模も珍しくない大量設置が当たり前、の看板機種となっていました。

大量設置の看板機種であったため、「海の日」イベントなどでの還元率も高く、個人的に1番打った2006年度は85戦62勝23敗、+2639(千円)という好成績を収めることができました。中でも2006年の前半にだけ行われた、某店での設置120台の中で20台のみヘソガバイベントは7回参加し、いずれも勝利することができました。

この大海物語は、海シリーズで初めて演出に3つのモード(ラグーン、アトランティス、トレジャー)を選ぶことができました。個人的に目に優しいトレジャーモードを選んでいましたが、それぞれのBGMから発する振動について、それによる回転率への悪影響が1番少ない、と思われたのもトレジャーモードでした。

この、モードの違いと振動についてガイド誌に投稿をするも、あえなくボツでございました。

ミスマリンちゃんが初めて液晶内に登場をしたのも大海物語。初代ミスマリンちゃんの大久保麻梨子さんは、地元のパチ屋で来店イベントの際に拝見をすることができましたね。平均年齢が高めの海島にあって、こんな人がこんな所でパチなどしないだろうキラキラしたオーラを感じる恩方でございました。

2005年の後半から、後継機スーパー海物語が登場する2007年の前半まで打ちまくった大海物語。時短中打ちっぱなしであっても玉が増えるのが当たり前。そして個人的に、通常時は過半で右打ちで回していました。

海シリーズは決して信用をしていませんでした。それは、その大当たり確率について。台数多く設置期間が長い海シリーズは不正の温床でもありました。つまり表記上の大当たり確率通りであるか、疑ってかかりました。これにはお店毎のデータを集計するのが手っ取り早い。

ここはデータの鬼が生きる訳です。大量データでは海シリーズは表記の確率より悪くなる。これは特に、A店の沖海、B店の大海スペシャルで顕著でした。A店の沖海120台は、夕刻に当たりが遠くなる、という傾向もありました。

大海物語M56は通常時総293323回転させ、初当たり794回、総当たり1930回。初当たり確率1/369.4  確変比率58.9%、と、結果的にどのお店でも概ね安心して打つことができました。

ちなみに、総じた平均回転率は26.2回(千円)となりました。

現在はもう、怪しいお店はほぼ無くなりました。しかし回転率的に安心をして打てるお店も、無くなりました。しかし、ややこしい機種より分かりやすい海。昔も今も、今後も、パチンコの中心は海、なのかもしれません。大海物語シリーズは永遠に。プロもパチンコファンも、結局海に帰るのかもしれません。

そして大海シリーズ最新作、P大海5スペシャルは前作に引き続き遊タイムが付けられ、昨年末はよく打ちました。あの先バレはやみつきになりますね。今年1番お世話になる機種、という気がしています。そして、前身となる甘大海5では音量小さくさほど感じませんでしたが、この大海5スペシャルでは音量を最小にしてもそれから派生する振動が気になります。なので4つのモードそれぞれの、BGMからの振動が小さいと思われるモードを選ぶ機会が増えることになりますね。