ギタリスト特集の第2回はしぶ~いしぶ~い人、コーネルデュプリーです。
この人も既に故人で、なんだか自分が好きなギターを弾く人は、みんな死んでいくのが悲しいところだ。
彼を知ったのは中学の終わりか高校生の頃。「STUFF」というフュージョンバンド? の曲がNHK FMの番組のテーマで使われていたのがきっかけだ。
当時は「クロスオーバーミュージック」と呼ばれていたけれど、STUFFはそういう括りでもなかったよな。
R&Bやソウル系のセッションマン達が集まって、インスト(歌がないジャンル)をやっていた、という感じ。
コーネルデュプリーは歌やメロディーのバックで、とにかく細かいことをゴニョゴニョやってた。指弾きや複音フレーズ、オブリガートのセンスも抜群。まあ、通好みって奴です。
フレーズの引き出しやリズム、音の表情づけも含めて、「巧いっていうのは難しい音階を使ったり、速く弾くだけじゃない」ことを、自分に教えてくれた名ギタリストの一人です。
うさんくさいルックスにパイプを加えてる写真とかもいいんだよな…。