もし、起きれなんだらそのまま休もう、と床について数時間、目が覚めて時間を確認すると10時ちょうど
行かにゃならんわな
3月10日(土)ぽち出動です
0が付く日が旧イベ日のチェーンをまわるべく、まずはあきる野の山を越え八王子へ向かう
ブロブロと車を走らせ、秋川の橋にかかるところで、なにやら下の方から賑やかな声が聞えてくる
視線を川沿いに落としてみると、週末らしく、広い空き地で野球を楽しむお父さんと、それを応援する家族らしき人達でにぎわっている
今週降った雨のおかげで、山の緑は水分を纏い、車内に充ちていく風はみずみずしい樹木の匂いをのせている
ああ、きょうも平和すね
上機嫌でドナドナ唄いながらチンタラ車を走らせること30分、無事お目当ての店に到着
店に入って、羽根のシマに入ると普段がらがらのコーナーに五人ほどの先客、少しだけ期待してみるも残念、これといったアケは無し
この店に来るたびに恒例になりつつある、形がキレイなだけの天下一閃に今日も750発だけ貯玉を喰わせて退店
続けて、そこから2㎞先にある同系列店の二台だけの羽根をチェックするも、こちらも以前お世話になったときとは程遠い形
先月は末日が28日だったので久々のイベ0日、もしやと思いましたが、週末ですしね、そりゃそーだ
だーよねー、と口では言いつつ、やる気が半減したところで、家から持参したアイスコーヒーを車内にぶちまけるわ、オンボロナビがフリーズするわで、さっきまでの上機嫌はどこへやら、一気に心が折れかかるが、何とか気持ちを奮い立たせ、再度、車を走らせる
神奈川の方に抜ける気分ではないので、来た道を引き返して西の方へ
しかし、三件目も予想通り、羽根コーナーの皆さんは、振り回してくれる小悪魔的な形でもなく、種もみごと強奪していく山賊的スタイル
こぼしたコーヒーでおしりも冷たいし、もうやんだ、かえろ
と店を出たところで、先月、25年来、隔週で顔を合せている友人との会話を思い出す
「そういや、参加させてもらっているサイトで、花鳥風月を愛する男ぶりたくてね、季節的に梅の画像が欲しいんだけどおたく知ってる」
と聞いてみたところ
「梅桃桜の違いも分からない人間が、何を突然。まあ、どこの傾奇者目指してるんだか知らないけど、んじゃ塩船観音にでも行ってみれば」
と最高に馬鹿にした感じでご助言をいただいたんだっけか
間違ってもいないから反論できないけど
頑張ればここからいけない距離でもなし、これも縁だな、いっちょ行ってみっかと、パチは諦めて車を走らす
意識して走ってみると、通り馴れた道路脇に、つつじの絵が描かれた、花のお寺塩船観音、の看板があったことに気付く
今まで何度通っていた道なんすがね、不思議なもんだ
大通りを逸れて、細い道を五分ほど走らせた先にあるお寺に無事、到着
駐車場からすぐにある山門をくぐって中へと進み、杉で囲まれたゆるい階段を、一段一段、ぽつりぽつりと足を運ばせてみる
視界に同居する、蒼々とした初春の空と、地面を覆う木陰の明暗が大変お美しゅうございます
そうして樹々に覆われた階段、坂道を登り切って、境内に出てみると四方に拡がる、マリモ、マリモ、マリモ?
あれ、なんか想像していたものと違うんすけど…
まあ、眺めていれば違ってくるのかもと、とりあえすはマリモ群の奥にいる観音様に会いに行くことに
えっちらおっちら、坂道を登り観音様の足元に辿り着き、そこにあった碑には
『右手は胸の前に上げて、私ども衆生に手のひらを向けております。これは、施無畏印(せむいいん)と言い、衆生の恐れを取り除き、人々に安心を与える身振りです』との説明文
畏れを無くす施しを与える印で、施無畏印か
たしかに、羽根で必死に止め打ちしている際、気付かぬうちに白服さんが後ろに立っていて、ぽんぽん肩を叩かれ、ビクっと振り返ったときに、白服さん、観音様のような柔らかい表情で、この「オッケー!!」みたいな印を結んでいてくれたら、めっちゃ感動するかもしんないな、と想像する
うん、不謹慎すね、すいません
マリモの件と言い、あまりの俗っぷりに自分自身でびっくりですが、もともと「歴史?風景?それ儲かるの??」という人種、そう簡単にゃー変われませんわな
あせらず、のんびり、自然を愛する素敵なシルバー目指しましょう
って、あれ、それは最終目標で、そもそもここには、梅の画像を撮りに来たはずじゃ…
との疑問を思いだしつつ、慣れぬ寺社散策を終えてみる
帰りがけにもう一軒だけと覗いた店で、以前ゴキ釘で世話になった台が、ぼちぼち甘めに見えるので試しに触ってみると、鳴きに寄りと悪くない感触
まあ見当外れでも、それほどのヤケドはせんだろうと、明日のためにさっさと流して終了
明日のアテも出来たし、お勉強になったし、悪くない一日どした
では、また一週間、ほどほどに頑張りましょー
3/1~10 78h +233000円 v
余談 このお寺は、つつじが大変有名なお寺だそうで、マリモ群に見えたのも実はつつじらしく、あとひと月ちょいもすると、このような景観に変わるそうです
うひゃーきれいすね
一枚目、昨日3/10 二枚目、塩船観音公式ホームページより
しかし道理でこの梅の季節にドデカイ駐車場に車が3台しかとまってないわけだよ
だって梅関係ないもの、このお寺
唯一散歩していた、地元に住んでる風の老夫婦も、時期でもないのに一人で散歩しているポチを、珍しいものを見るようにポカンと口をあけて眺めるわけだわ
くそ、思い出しても恥ずかしい、梅があるとポチに吹き込んだあんにゃろうに、いつか痛い目見してやらねば、、、