今回採り上げるのは2回ループCR機ブームの後半登場? のサイころんです。

正直、大手の平和から出た割には知名度も今イチかなと思いますが、個人的にはジグマ時代の末期近くによく打ち、思い入れもあるので紹介した次第。

ゲーム性は確変突入率&継続率を4/15と若干低めにし(それまでは1/3が多かった)、その分初当り確率を1/337と軽くしたものでした。
まあ、それまでの黄門ちゃま、バトルヒーロー、大工の源さん等の爆烈機についていけない層にも「2回ループ機を打ってもらいたい」という、ホールへメーカーの思惑を感じました。
似たタイプには西陣の「チキチキドリーム」なんてのがあって、可愛いヒヨコに夢中になって隣駅の等価店へ浮気したりもしましたね。

このサイころんを打っていた頃は、ジグマとして通っていたホールも徐々に余力が無くなっていたのか? 釘がアケられるシマは限られてきていたし、サービスする台も決まっていて、自分は同じ台ばっかり打っていた記憶があります。
ジグマを標榜しつつ、打てない日は遠征の生活はCR機が1回ループになってからも続きましたけど、ぶっちゃけ、面白くはなかったですね。

そんな飽きが来そうになる日々の中、この機種で退屈しなかったのは、出目法則から当りがある程度わかる仕組みだったから。
確か1回転目の停止出目は内部の当り絵柄と同期していて、以降は表示は連続回転で一定の範囲で右だか左の出目が進んでいくのですが、それは内部の当り時の絵柄と別関係。
ゆえに、連続回転での移行法則が崩れたら当りのチャンス! という感じ。

他には別段取り柄もないキカイで、「もう一度打ちたい!」という魅力もなく、あの時代の切ない感情ばかりが涌いてくる台です。

画像はnobのおもちゃ箱 ~懐かしの名機たち~様から拝借しました。
ここもまた、資料的な価値に富んだ良サイトです。